平行移動
概要
関数
となる。
これは、イメージとしては
理性で納得するためには、下の証明を確認しよう。考え方としては数学2で学ぶ軌跡の考え方が求められるので、まだ二次関数しか学んでいない場合には、また学習が進んだら戻ってくると、とても理解が進むはず。
動画で詳しくしっかり学びたい方は、古賀真輝さんの動画や、AKITOさんの動画がオススメ。
例
【問】
【答】わざわざ平方完成して頂点を求めなくても、平行移動の式から、
と求められる。
もちろん、平方完成で新しい頂点を求めて、それを移動させてもOK。
頂点は
となる。
考え方
軌跡を使わず納得する方法
証明とは言えないが、符号を間違えないためには、次のイメージを持っておくと良い。
ある点
が成り立つ。
このとき、点
平行移動した新しいグラフ上には、この点が乗っているはずであり、関数のグラフが
であれば、新しい点の座標
となり、これは確かに
でも、もし新しい関数のグラフを
としてしまうと、点
となってしまって、
軌跡による証明
ある点
が成り立つ。求めるのは、
そこで、この新しい点を
これを
となるので、
となる。
(★)ここについてもっと細かく考えてみる。逆像法 の考え方を使うと、
を満たす実数
だとわかる。
補足
上の証明から、
となる。