使役形と同様に、漢文を読む上でとても大事になる受身形について。「誰に何をさせられるのか」 が重要なので、読解の際にしっかり捉えられるようになろう。
この「る・らる」は、受身の助動詞「る・らる」なので、直前は未然形になる。直前が四段、ナ変、ラ変であれば「る」、その他は「らる」を使う。
助動詞なので、書き下すときはひらがなになるので注意。

同じ用法・読み方を持つ漢字として、 「被」「為」「所」 も押さえよう。
とてもよく出てくる形なので、どこに受身の内容と相手が出てくるのか、例文とともに必ず押さえておこう。

上で見たように、「所」は「〜る/らル」と読む場合もあり、その場合は「為〜所ー」は 「〜ノためニーる/らル」 と読むことになる。意味は全く同じで「〜にーれる/られる」。
「於」は置き字で、送りがな「ニ」に該当する。
この「る・らる」は、受身の助動詞「る・らる」なので、直前は未然形になる。直前が四段、ナ変、ラ変であれば「る」、その他は「らる」を使う。
上の「為〜所ー」とは、受身の内容と相手が出てくる箇所がひっくり返っているので注意しよう。

関連動画