文末や文中にあって、いろいろなはたらきはしているものの、訓読する上では読まない字のこと。なので、書き下し文には現れない。
下で置き字の種類を確認するが、これらの文字は100%置き字になる(つまり読まれない)わけではなく、置き字ではない用法もあるので、引っかからないように気をつけよう。
これらの置き字は文末に来て、断言や強調のはたらきを持つ。

置き字ではない使われ方としては、
これらの置き字は文中に置かれ、前置詞のようなはたらきを持つ。直前に読まれる補語の右下の送りがなに対応する。
下の例では、「ヨリ」「ニ」に相当している。

置き字ではない使われ方としては、
これらの置き字も文中に置かれる。「兮」は主に漢詩の中で用いられるマイナーな置き字。
「而」の方が大事で、接続助詞のはたらきを持つ。直前に読まれる文字の送りがなが、
と判断しよう。

置き字ではない使われ方としては、
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