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形式目的語


まずは形式主語!

これは形式目的語の辞書なのですが、形式主語を理解していない方はまず先にそちらを理解しましょう!(形式主語の辞書のリンク

形式主語は、主語が長くて読みにくくなってしまうときに、仮でとりあえず主語に It をおいておくんでしたね。同じように、目的語が長いときに、仮でとりあえず目的語に it をおいておくのが形式目的語です。

ただ、ちょっと考えてほしいのは、例えば第3文型(SVO)の目的語(O)が長くても、別に読みにくくないですよね。

He said that his brother was living abroad.
(彼は兄が海外に住んでいると言った)

→ 目的語が長いからといって無理やり it に変えてみても、He said it that his brother was living abroad. となって逆に読みにくいです...

形式目的語は SVOC の O で使う

実は、形式目的語を使うのは、第5文型(SVOC)の目的語(O)が不定詞や that 節になる場合です。

この場合には、目的語(O)の後に補語(C)がくるので、目的語が長くなってしまうと読みづらいですよね。なので、目的語(O)の位置に it を形式的に置いて、不定詞や that 節を補語(C)の後ろに置きます

it は文の骨格上代わりに置かれた仮の目的語で、不定詞や that 節が真の目的語というイメージです!

okedic_英語.032.jpeg

ただ置き換えただけなので、it = to solve the problem という関係が成り立っている点に注目です。

例文

上の画像では不定詞の場合を見ましたが、that 節の場合もまるごと目的語を it に置き換えます。

He thought it impossibe that I passed the exam.
(彼は私が試験に受かるのは不可能だと思った)

※ it = that I passed the exam という関係です。

不定詞の前に 意味上の主語 がつくケースも見ておきましょう!上の文章を書き換えてみます。

He thought it impossibe for me to pass the exam.
(彼は私が試験に受かるのは不可能だと思った)

※ it = for me to pass the exam という関係です。

練習問題

下の意味に合うように、並び替えて文を完成させてください。

She kept (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) lose his wallet.
(彼女は、彼氏が財布を無くしたことを秘密にしていた。)

【答】

She kept it a secret for her boyfriend to lose his wallet.

※ it = for her boyfriend to lose his wallet という関係です。

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