プライメートシティ
簡単なまとめ
国内で人口が圧倒的トップになっている都市のことをプライメートシティという。
チリのサンティアゴ、タイのバンコクなどが有名。
push要因によって農村から押し出された人口が集中することで形成される。
プライメートシティ
日本語で「首位都市」。
人口、経済面で最大で、二位以下を大きく引き離している都市のことを指す。
「首都」ではないので注意。
首都がプライメートシティになっている場合が多い。
代表的なプライメートシティ
- バンコク(タイ)
- ジャカルタ(インドネシア)
- サンティアゴ(チリ)
- リマ(ペルー)
- メキシコシティ(メキシコ)
- アディスアベバ(エチオピア)
- ラゴス(ナイジェリア)
発展途上国が多いことがわかる。
プライメートシティの形成
特に発展途上国において、プライメートシティに人口が集中する場合が多い。
これは、発展途上国によくみられる、push要因による都市への人口流入が一因となっている。
push要因とは
「push要因の都市への人口流入」とは、
「農村から溢れた人が都市に移住することで都市に人口が流入すること」。
要は、都市への人口流入の原因が、都市ではなく農村にあるということ。
詳しくはこちら。
農村の余剰人口は、雇用機会を求めてより大きな都市へ向かう。大きな都市ほど雇用機会が多いためである。
したがって国内最大の都市に全国から労働者が集まり、都市はどんどん巨大化していく。こうして、プライメートシティは形作られる。
しかし、発展途上国の都市にはそこまで大きい産業がなく、雇用がそこまで多いわけではない。
そのため多くの人が職にありつけず、仕方なく郊外などの空き地を不法占拠し、バラックを作って暮らすしかなくなる。スラムの形成である。
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