古典作品についてお話をする「万葉ちゃんねる」のよろず萩葉です!
【目次】
00:42 「九月ばかり」原文音読
01:19 語句の解説
02:55 意訳
◆「万葉授業」再生リスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PLNPIDLCvq9XbujOfbxsExKBsflYRVvV7s
こちらは授業風の映像となっています。
題材は、「【枕草子】九月ばかり」
教科書よりも内容が理解しやすい教材を目指していきます。
【動画編集】
yu-can:https://twitter.com/u_canyu
【楽曲提供】
花城宮 季都輝さん:https://twitter.com/Kagimiya_Itsuki
【現代語訳】
九月ごろ、一晩中明け方まで降っていた雨が今朝は止んで、朝日がとてもはっきりと輝き出した時に、庭先の植え込みの露が、こぼれ落ちるほど濡れかかっているのも、とても趣があります。透垣(すいがい)の羅紋(らもん)や軒の上などに張っている、破れ残った蜘蛛の巣に雨がかかっているのが、白い玉を蜘蛛の糸で貫いているようで、とても風情があって趣深いです。
少し日が高くなると、萩などに露がたくさんついてとても重そうであるものに、露が落ちると枝が揺れ動いて、人も手を触れないのに急に上の方へ跳ね上がるのも、たいそう趣がある、と私が言ったことが、ほかの人の心には少しも趣深くないのだろうと思うのも、また面白いです。
【引用・参考】
三省堂「高等学校 古典B 古文編 [改訂版]」
#万葉ちゃんねる #古文 #九月ばかり