関西学院大学文学部文学言語学科ドイツ文学ドイツ語学専修
宇和川 雄(うわがわ ゆう) 教授
20世紀には二つの世界大戦がありました。ドイツは日本と同じく、その二つの戦争の中心にあった国です。この戦間期ドイツの文学と思想が、わたしの主な研究対象です。戦間期のドイツでは、18・19世紀にかたちづくられた近代市民社会の制度と価値観が大きく揺らぎはじめます。
技術革新とインフレーション、そしてナチズムの台頭を前にして、作家や思想家たちも象牙の塔にこもっていたわけではなく、さまざまな応答を試みました。第一次世界大戦から100年を経たいまの時代も、見通しのきかない不透明なものです。当時の批評家の様々な〈問い〉を手がかりにして〈いま〉を考えることが、今後の研究課題です。
Concept: Read the World and Be Cultivated
文学部ではその英語表記”School of Humanities”が示す通り、文化、歴史、心理、文学、言語などの人文(科)学の研究を通して「人間とは何か」を探求しています。そんな多様な領域にまたがる”人文学”において、それぞれの教員はどんな研究をしているのでしょうか?
今回、文学部所属の先生に自身の研究内容の一部について紹介してもらいました。
▼関西学院大学文学部公式HP
https://www.kwansei.ac.jp/s_humanities
▼関西学院大学文学部公式Instagram
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▼Read the World and Be Cultivated 再生リスト
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