今回は火山島における遷移について解説しました!
バイオームについてはセンター生物基礎で4年連続の出題となっていますが、火山島における遷移についてはあまり触れられていないので個人的には出題される可能性もあるのでは?と思っています。
火山島の遷移における代表例は伊豆大島と三宅島です。これがよく出題されます。
遷移の流れは、
草本 ススキ・イタドリ
低木 オオバヤシャブシ・ウツギ
陽樹 オオシマザクラ・シマエゴノキ
陰樹 スダジイ・タブノキ
あたりを覚えておきましょう。
遷移については以前に説明した動画もありますので、是非こちらもチェックしてみて下さい!
「植生の遷移」 • 高校生物基礎 「植生の遷移」
また火山島の遷移においては、
火口に近いほど新しい噴火によるもの→つまり遷移が進んでいない。
逆に
火口から遠いほど古い噴火によるもの→つまり遷移が進んでいる。
ということを押さえておきましょう!
あと最後におまけで「落葉」と「常緑」について説明しました。
落葉樹というと、夏緑樹林や雨緑樹林のイメージが強いと思いますdが、照葉樹林でも落葉樹は存在するんですね。特に陽樹は落葉樹が多いです。陽樹はハイリスクハイリターンです。光合成量も多いですが呼吸量も多いです。あまり光合成ができないような冬に葉をつけていても損をしますよね?だから冬に葉を落とすんです。
ただ遷移の中で陽樹→陰樹に変わっていきますので、それと同時に落葉樹→常緑樹へと変化していきます。