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●カンブリア紀は、英国ウェールズ地方の古名Cumbriaに基づき、セジウィックが命名した。ケルト語Combroges(同郷人、すなわちウェールズ人)に由来。
●バージェス頁岩は、ブリティッシュコロンビア州のロッキー山脈中に発達する、黒色で緻密な頁岩。
*頁岩は「シェールShale」ともいう。どろが水中でつみかさなって固まった岩。漢字としての頁は「よう」とも読み、その場合は書物の頁(ページ)のように使われる。頁岩の「うすくはがれやすい性質」を表すのなら、本来頁岩は「ようがん」と呼ぶべきであるが、「けつがん」と読む決まりになっている。
●バージェス頁岩では、多様な生物が海底の地すべりに巻き込まれ、無酸素の海底に運ばれて埋没し、保存された。これは、カンブリア紀当時の生物群を垣間見ることができる「進化の窓」とも呼ばれる。そこから得られた情報が、カンブリア大爆発の根拠となっている。
●中国雲南省の省都、昆明周辺に広がるカンブリア紀前期の堆積層から発見された化石群を、チェンジャン動物群という。
●アノマロカリスは、はじめ触手だけが見つかった。エビに似ていたことから、「奇妙なエビ」を意味するアノマロカリスの名が付いた。
●ピカイアは、体長3~4cmで、原始的な脊索動物と見なされている。当初は原始的な脊椎動物と見なす意見もあったが、バージェス頁岩化石群よりも古いチェンジャン化石群から脊椎動物に属する化石(最古の無顎類化石ミロクンミンギア)が発見されたため、ピカイアは脊椎動物の直接の祖先ではなく、脊椎動物の祖先である動物の形態を比較的よく維持している動物であると見なされるようになった。
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