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僕には今でも連絡を取っている高校時代の友人が一人だけいます。先日その友人に、僕がほぼ働かず家にいることをゆとりがあって羨ましいと言われました。
その友人は一生働かなくても遊んで暮らせるだけのお金があるので返答に困るわけですが、それは置いておいて、
僕からすると精神面では全くゆとりがないです。それをどう伝えようか考えた結果、学校の先生20人の前で模擬授業をするとなったらめちゃくちゃ緊張するでしょ?説明の言い回し一つとっても下手なこと言えないんだよ。だから、体は休んでても頭の中は常に仕事をしている、と伝えました。
すると、友人は授業を不特定多数にYoutubeで公開することがどういうことか理解してくれたようで、広告収入以上のお金を貰っても良い気がする、と返答してくれました。
ここからが僕が今回一番伝えたいことですが、実は僕にとっては「自分が納得する授業が撮影できることそのもの」が報酬で、「自分の授業を数人でも視聴してもらえること」も報酬で、この行為は自分がお金を払って、自分の人生の時間を使って、精神的にゆとりがなくなってでもやりたいことなんです。
先ほど読んでいた本に次の一節がありました。
「幸せとは、欲しいものを手に入れたときに経験するものではなく、努力する価値のある目標を持って毎日を生きられるときに経験するものだ。」と。
何をするにも自分の人生の時間は失われ続けるわけなので、この行為は自分の寿命を削ってでもやりたい行為なのか、と考え続けると、人生で何に時間を使うべきか見えてくるはずです。
というのも、稼げるかどうか、目先の数字や直近の話題に囚われている人がすごく多い気がします。
「年収」「偏差値」「得点」「再生回数」「登録者数」など、数字さえあれば何でもいいと、必要でもない数字に振り回されていると、自分にとって努力する価値ある目標などいつまでも見えてこないと僕は思います。