いきなり挫折しがちやろ?( ´艸`)♪そやねん。やしこれみ〜や♪
54(五十四)帖中1帖の桐壺(前半)です♪
一夫多妻制の中でも別格であった弘徽殿女御。その子供の朱雀が東宮(皇太子)候補とされていました(0:44)。
そんな中に桐壺更衣が入内して来ます(1:15)。通常では考えられない帝の溺愛ぶりに、他の妻達は嫉妬(1:48)。
溺愛の甲斐もあり、玉のような皇子である光を出産(3:09)!
「朱雀の立場は?ってか私は?」ってなりますよね!弘徽殿女御…よしよし。そらイジメちゃう(2:02)。
上記の概要は、よくダイジェスト版にありますが、ここから、イジメのストレスがつもり桐壺更衣は命を落とすことに…(4:29)
※「穢れ」思想でも、愛が故に、宮中から離れることを許さない帝、いやもう、これは帰さなあかんとなったときには「輦車」をよぶ帝♪
ちなみに輦車は三位以上しか使用できません。桐壺更衣は四位。入れる範囲も決まっていましたが、それも破ります♪
愛の力!!やけど、他から見れば、「特別すぎません?」みたいな( ・∇・)
愛宕で火葬されます。
ただ…ここからのシーンが…長い!!「え〜〜〜〜〜〜〜いきなり面白くなくなってきたんですけど!!!」って♪
桐壺更衣のお母さん、天皇が悲しむシーン(4:53)があるのですが、暗く、長く『源氏物語』読破挫折の第1ポイントとなっています。
でも実は、紫式部の物語づくりのうまさがひかる(光が生まれただけに…(3:09))部分でもあります♪
源氏以前の物語では、イジメに耐えたお姫様はハッピーエンド!な感じでしたが、ここでは人間的で現実的な「溺愛と死」。
紫式部の「ただ愛される姫では生きていけないのよ!平安の世は」と言わんばかりのメッセージと、
光の君の、母・おばあちゃん・おじちゃんを亡きものとすることで(5:45)、必然的に光の面倒を天皇がみるという構成になります。パパやしな。
そうすると、光は天皇や天皇の妻と会いながら(5:50)皇族教育を受けることになります。桐壺更衣の実家は空いたままにね。
後に、皇族のオーラをまとった貴族の光源氏の登場。桐壺更衣の実家は光のものとなります。
そして出会う女の人たちは、「この人ただもんやない!」と気づきます。そらそうやん♪皇族教育を受けた人やで。別格やん。
いや〜うまい!あの挫折ポイントのシーンが、壮大な伏線というか設定に(*´∀`*)♪
一帖桐壺から、溺愛→死→物語が動く設定づくりと、ぶっ飛ばしまくる紫式部。
さて、光の運命やいかに!桐壺更衣のようにイジメられて死ぬのか(いや、そしたら物語54帖までいかん!)?後編へ!
あっ!高麗人の人相見のくだり(6:56)も伏線やで〜♪ちなみに、「光る君」と言い出したのはこの人相見♪
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