コロイド #ブラウン運動 #熱運動 花粉 #高校化学 エンジョイケミストリー
コロイド溶液の性質であるブラウン運動について語っています
内容
ブラウン運動はともするとコロイド溶液の単元でも割とサクッとスルーされてしまうことが多いですが、どうしてコロイド粒子が不規則な動きをするのかその理由をしっかり理解していないと意味がありません。コロイド粒子は生き物ではないので、能動的な動きはしません。にもかかわらずブラウンが1827年に花粉内部の微粒子を観察したときに不規則な運動をしていることについて明確な説明ができませんでした。まさか花粉内の微粒子が動物のような生き物であるわけがないと思いつつ、不規則な運動の説明ができませんでした。これは後年、アインシュタインが分子の熱運動に言及したことで議論が再燃しましたが、分子の熱運動の存在を証明した画期的な性質だったのです。ブラウン運動は意外と重要なコロイドの性質なのです。