苦手としている人も多い遺伝問題を今回は解説しました。
今回の問題は複対立遺伝子の中に致死遺伝子も含まれている少し複雑な問題です。
〜問題の情報〜
雄→M遺伝子
雌→F遺伝子
両性→H遺伝子
をそれぞれ持つ
MM→雄 FF→雌 HH→両性は分かりますが、
MF、HM、HFはそれぞれ何になるか?というのが今回の問題です。
以下の交配1〜交配6を元にして考えてみて下さい!!
交配1 個体1と個体2を交配したところ,後代の表現型の比は雄株:雌株=1:1となった。
交配2 個体2と個体3を交配したところ,後代の表現型の比は雌株:両性株=1:1となった。
交配3 個体3を自家受精させたところ,後代の表現型の比は雌株:両性株=1:2となった。
交配4 (c)交配3で得られた両性株個体のすべてに対して検定交雑を行ったところ,すべての個体において,その次世代での表現型の比は雌株:両性株=1:1となった。
交配5 個体1と個体3を交配したところ,後代の表現型の比は雄株:雌株:両性株=1:1:1となった。
交配6 交配5で得られた雄株と両性株のすべての個体に対して,それぞれ検定交雑を行った。結果,その次世代での表現型の比は,雄株ではすべての個体において分離比が雄株:雌株=1:1となり,両性株ではすべての個体において分離比が雌株:両性株=1:1となった。
参考2014年度宮崎大学