#平衡定数 求め方 単位 #化学平衡の法則 #質量作用の法則 高校化学 エンジョイケミストリー
化学平衡の法則と平衡定数の求め方、定義式について語っています
内容
可逆反応を学習した上で平衡定数の定義に進みますが、「化学平衡の法則」と言われて何のことだっけ?と思う人が意外と多いのにびっくりしました。別名「質量作用の法則」ともいいますが、平衡定数を定義することを化学平衡の法則とよんでいます。なぜ、反応物、生成物のモル濃度の係数のべき乗の積が平衡定数の定義に絡むのかは高等学校の化学では詳しくやりませんが、平衡定数を求める手段として理解しておかねばならない部分です。
平衡定数の単位が問題になることもあります。基本化学反応式によって決まりますが、厄介なのは単位がなくなってしまうことがあります。反応物と生成物の係数の和が一致するときです。この場合は「無名数」とか「単位なし」と表現します。
また、溶液や気体が均一に混ざっていることが前提なので、固体が化学反応式に入ってくる場合は扱いを変えます。一般に固体は平衡定数を求める式から除外すると学習していますが、除外する理由は固体は塊なので、溶液や気体が均一の混合している系に分散していないからです。分散していないので平衡に影響を与えないゆえに除外します。