#構造決定 まとめ #不斉炭素原子 #光学異性体 構造決定化合物情報02 有機化学 高校化学 エンジョイケミストリー 141262
内容
有機構造決定化合物情報15選の2番目にあたる「不斉炭素原子を発見する」ことについて講義しています。不斉炭素原子は炭素原子の4本の手がすべて異なる原子もしくは原子団が結合しているとき命名されます。この場合、立体構造が異なる「鏡像異性体」が1組(2種類)存在します。「鏡像異性体」は世代によっては「光学異性体」と言っている人もいますが、これはこの異性体の性質をその時代時代で受け止め方が異なることによるものと推測されます。「鏡像」はあくまでも1つの構造を鏡に映した別の構造がそのままもう一つの立体異性体にあたるところから命名されたものと考えられ、近年はこちらを主流にしようとしている流れがあるようです。一方で不斉炭素原子によって存在する異性体は旋光性が異なることから光学的な性質が異なるという考え方が勝っていた時期があり、「光学異性体」で学習した世代があります。この動画でも後半の旋光性の説明では鏡像異性体ではなく光学異性体で説明してしまっており、つい地が出てしまっています。