#フェノール樹脂 合成方法 #ノボラック #レゾール 熱硬化性樹脂 高分子化学 高校化学 エンジョイケミストリー
フェノール樹脂の合成法について講義しています
内容
フェノール樹脂は尿素樹脂と並び、熱硬化性樹脂に分類されています。これは付加縮合した結果、三次元網目状構造を形成することによるものです。
モノマーはフェノールとホルムアルデヒドですが、酸触媒または塩基触媒を用いることで中間生成物として生成するプレポリマーが異なります。「ノボラック」は酸触媒で、「レゾール」は塩基触媒で生成します。最終的にはどちらもフェノール樹脂になりますが、前者は加熱に加えて硬化剤が必要であるなど微妙に性質が異なります。
また、ホルムアルデヒドに存在する炭素酸素間二重結合の性質についても理解する必要があります。
フェノール樹脂はプリント電子配線基板や鍋の持ち手に主に利用されています。