自分の熱中できることをしたいとN高へ!【突撃!生徒会室〜N高編①】
全国には高校が5,000校ほどあるのですが、皆さん他の高校でどんなことが行われているのか、どんな人がいるのか、気になりませんか?
うんうん、気になるよ、という方に向けて、いろんな高校の生徒会にインタビューする「突撃!生徒会室」シリーズを企画していこうと思います!刺激になり、きっと視野を広げてくれると思うので、ぜひ息抜きに読んでみてくださいね。
今回は記念すべき第一弾ということで、日本一の生徒数を誇るN高等学校の生徒会長、大杉優宙さんにインタビューしました!
日ごろの生徒会活動についてはもちろん、大杉さんがどうしてN高に進学したのか、また、どうして生徒会執行部の役員として活動しようと思ったのか、どんな思いでどんな活動をしているのかに至るまでを徹底取材しました。
第1弾(今回)は、「大杉さんがN高に入るまで」「大杉さんが感じるN高の魅力」を中心にインタビューした内容の記事になります。
シリーズ一覧
- ①自分の熱中できることをしたいとN高へ!
- ②やるなら目指せる限界を!生徒会長の原動力とは
- ③学園生活を誇れるものに!生徒会長が描く世界
(N高生徒会長の大杉さんにインタビューしました!)
- 今日はよろしくお願いします!まずは、N高へ入られたきっかけや理由を教えていただけますか?
入学を決めた理由はいくつかあります。
大きな理由としては、中学校2年生の1月ごろに起立性調節障害になって、朝起きるのに時間がかかったり、体調不良になることが多かったり、学校に通うことが難しい状況が続いていたからです。当時は別の中高一貫校に通っていましたが、今のままでは今後の進級が不安だなと思いました。
それで、中学校3年生の頃から、N高等学校の中学部のフリースクールのようなものに通うようになりました。はじめはネットコースといって、自宅からオンラインで授業を受ける形のもので参加していましたが、10月頃にコースを変更して、そこから中学校卒業までの5か月間ほど、週に1回秋葉原キャンパスに通うようになりました。
- 1年間通って、N高への進学を決めたということですね。元々通っていた中高一貫校をやめるかどうかは結構悩みましたか?
私はわりと悩まずにスパッと決められましたね。
やっぱり世間体的なものは気になるので、家族ではたくさん話し合いました。でも、現実的に考えた時に、N高に入った方が自分の将来が広がるという話や、半端な気持ちで進学を考えたわけではないことを伝えると、わりとすんなりと受け入れてもらえました。
- 家族を説得されたのですね。N中等部についてはどのようにして知ったのですか?
兄が、私と同じように中高一貫校からN高等部に転入して通っていたので、もともとN高のことは知っていました。
で、私が学校に登校できなくて悩んでいた時に、母が保護者通信などでN中等部の存在を知って、勧めてくれたのがきっかけでした。
- ちなみに、N高に入試はあるのですか?
筆記試験と面接がありました。
生徒の間でも言われているのですが、筆記試験も面接も、入学希望者のことをよく知るためのテストという感じです。ただ、自分の考えを伝えることを求められたので、テスト前は結構身構えてドキドキしていましたね。
ただ、受験しながらN高ってすごいなって思いました。自分の思いを引き出してくれるなぁって。
- いわゆる入試とはずいぶんと違っていそうですね。もともと通っていた学校と比べてどんな違いを感じましたか?
良いところとしては、やっぱり時間の融通が利くことでしょうか。
自分の好きなように授業のカリキュラムを組むことができるので、たとえば、自分の将来に向けて必要なことを多く学んで、あまり使わないだろうというものは最低限に収めるなど、調整ができます。そのように、時間をうまく使えるのは大きなポイントだと思っています。
他にも、私は新宿代々木キャンパスというところに通っているのですが、生徒数が全体で現在300人以上います。300人以上というのは、私がもともと通っていた学校の1学年の人数よりも多いです。
私は多趣味というか、好奇心が強くていろいろやってみたいと思うことが多いのですが、たとえば「これをやってみたい」と思ったことについて、「こういうの好きな人いますか?」って発信してみると、人数が多いので、マイナーなものでも意外と反応があったりするんです。このように、多方面の趣味の友達が作れるというのも特徴だと思います。
また、いろんな出会いがあるからこそ、自分の考え方が変わったり、将来に対しての考え方が変わったりすることもあるので、それも良い点だなと思っています。
- なるほど!大杉さんは普段、どんなことにエネルギーや時間を割いているのですか?
私は幼い頃からダンスをしていて、もともとは表舞台に立ちたいという将来の夢があったんです。
でも、家族は私が大学まで進学することを重要視しているところがあって、最低限の勉強はして大学進学はしたいね、という話がありました。
じゃあ大学に進学したとして、将来何をしていきたいのかというのを自分なりに考えた時に、私としては、キャンパスで多くの時間を過ごすというよりは、ダンスのレッスンとかに時間を多く使いたい、高校生の間は自分の熱中できることをしたいと思いました。
- 束縛されず、それができる今の環境はすてきですね。表舞台に立ちたいと思ったきっかけが何かあったのですか?
私は、幼い頃から好奇心旺盛だったので、いろんなことに興味がありました。なので、もともと将来の夢が定まっていたわけではありません。
ただ、習い事としてやっていたダンスで、発表会が年に1回くらいあって、田舎にしては結構大きめのホールを借りてやっていたのですが、そこで、何百人といった人を、自分のパフォーマンスで笑顔にできたことが嬉しかったんですよね。実は舞台の上からお客様の顔ってはっきり見えるんです。そのとき、なんかすごいキラキラした目で見てくれる小さい子を見たときに、これを仕事にしたいなって。
そこから、舞台に立つことが憧れになっていった気がします。
- 高校生になった今、その夢に変化はありましたか?
表舞台に立ちたい気持ちは今でもあります。ただ、自分の体を使ったパフォーマンスとなると、怪我とかのリスクもありますし、そうすると将来にも迷いが生じることもあります…。
そこで今は、自分の中のパフォーマンス力を生かしながら、いま習っているプログラミングの技術を使って、たとえばMV(ミュージックビデオ)とかサイトアプリとかを作って、舞台に立つこととは別で、ネットで発信もしていきたいなと思っています。
「自分のパフォーマンス力 × IT」みたいなことが、今のテーマですね。
- なるほど。「表現する」という軸は変わらず、それを自分の体を使って行うのか、ネットを通じて行うのか、と選択肢が増えたということですね。夢がつながり、着実に膨らんでいっていて素敵です!
今回はここまでです!
「自由」な環境だからこそ、自分と向き合い、自分の夢を持ち、どのように活動していくのかを決めていくことができるということですね。かっこいいですね。
次回は、いよいよN高生徒会長になるまでの軌跡を追っていきます。お楽しみに!
「ぜひ自分の高校も記事にしてほしい!」といったメッセージも大歓迎ですので、マイページからリクエストお待ちしています。
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- ①自分の熱中できることをしたいとN高へ!
- ②やるなら目指せる限界を!生徒会長の原動力とは
- ③学園生活を誇れるものに!生徒会長が描く世界