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滑り止め私立も後期も考えない


体験記
2024年8月30日

滑り止め私立も後期も考えない

どうも、フジです。

高校3年生のみなさんは、流石にそろそろ自分の志望校が固まってきた頃でしょうか。今回は「どうしてもこの大学に行きたい!」という気持ちを抱く方々へ向けた記事となっております。

東大単願、背水の陣

私は現役で東京大学の文科二類に合格することができたのですが、その勝因の1つとして早いうちから志望校を東大だけに絞っていたというのがあると思います。

私は高校1年生の頃から、東大以外の大学を受験することを一切考えていませんでした。そのため、東大に合格するにはどのようなスキルが必要なのかを分析し、そのスキルを伸ばすことだけに専念することができたんです。二次試験の英語の問題構成、数学の問題の難易度、国語の記述問題の解答の書き方、世界史の大論述の問われ方...。これらをきちんと自分で分析して、「東大の」二次試験で得点することを念頭においた勉強方法を貫いてきたわけです。複数の大学を視野に入れていたりすると、どうしても勉強に無駄が生じてしまいますからね。目標への最短ルートを歩めるという点で、勉強において重きの置かれがちな「効率」がアップするというのは、ありがたい話でしかありません。

実は私、前期に東大を受験しましたが、後期及び滑り止めの私立大学は出願すらしていません。「前期東大一本勝負、落ちたら浪人!」という背水の陣もまた勝因の1つだと思っています。

もちろん浪人できるかどうかは環境にもよると思いますが、この背水の陣、志望校のことだけを考えていられるので、気持ちにブレがなくなるんですよね。

受験が近づいてくるにつれて、多くの人は「滑り止めの私立はどこを受験しようかな」「滑り止め私立のための勉強もある程度はしなきゃなあ」などと悩み始めます。これは、勉強時間を奪うとともに、勉強効率も下げてしまっているんです。志望校を1つに絞って、かつ背水の陣の意気込みさえあれば、こんなことでは一切悩みません。やることをやるだけ。結果はその志望校に、受かるか、落ちるか。

「おいおい、それは模試でいい判定が出ていて、合格安全圏にいたからできたことなんじゃないのか?」と言われそうですが、全くそんなことはありません。B判定は1回取れましたが、その1回きりで、あとはずっとC判定及びD判定です。「この成績なら受かるな」と思って勉強していたわけではないんです。「このまま東大目指して勉強を続ければ、受験当日には合格できるだけの実力に到達するに違いない」と思って勉強していたんです。受験は入試当日までが勝負、その日まで学力は伸び続けますし、その日までよそ見している場合ではないと私は思います。

もちろん失敗のリスクも

私はこの背水の陣でうまくいきましたが、当然うまくいかないこともあると思います。過去の記事で紹介した京大(1浪)のOくん阪大(1浪)のAくんは、おそらく私の影響で、現役時は京大及び阪大を単願、見事に失敗しています。

失敗して浪人生になる可能性もありますが、それだけの覚悟を持って受験に臨もうよと、そういう話です。

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!