高1夏休みの過ごし方 part2
高1夏休みの過ごし方
どうも、フジです。
「高校1年生の夏休みはどのように過ごしていましたか?」というリクエストにお応えして、 part1 に続くpart2 の記事となっております。今回から、実際にどんな勉強をしていたのかを書いていこうと思います。
数学と英語に全力投球
高1の夏休みは、英語と数学しかしていないと言っても過言ではないでしょう。古文漢文および世界史は、期末テストで平均点をマークするくらいの勉強を夏休み前にして以降、気休め程度にしか触れていませんし、現代文と理科基礎に至っては、夏休み中冗談抜きで一切触れていないはずです。
なので数学と英語のそれぞれで何をしていたのかを、詳しく紹介していこうかなと思います。長くなるので、今回は数学のみ。次回、英語の勉強内容を紹介します。
数学勉強法
数学は青チャート!
高1の夏休みの数学は、青チャートで勉強していましたね。春に配られた青チャート数1Aをひたすら解いていました。それこそ、放課後3人で教室に残って勉強をしている中で1番盛り上がったのが「数学の問題の出し合い」で、青チャートの後ろの方にある難問を3人で一緒に考えたりもしましたよ。
リクエストの中で「高1の夏休み中に、青チャートはどの単元まで終わらせていたのですか?」という質問を受けていたんですよね。これは皆さん気になるところかと思います。お答えしましょう。
ズバリ「二次関数まで」です。
高1の夏休み、数学の青チャートが全勉強の半分を占めていた私ですが、ぶっちゃけ「二次関数まで」しかやっていなかったんですよね。
高1が夏休みまでに学習する単元って、確か、方程式と不等式、二次関数くらいなはず。私は学校の授業で既に学習したこれらの単元を、ひたすら深める夏休みを過ごしました。青チャートの例題を解いて、練習問題を解いてをひたすら繰り返して、解法を暗記。エクササイズの問題も何度も何度も解きました。「補足事項」やら「参考事項」やら「ズームUP」やら、問題以外の部分もしっかりと読み込んで理解するよう心がけていました。特に二次関数に力を入れていましたね。「二次関数の問題がスラスラ解けないなんてのは言語道断、表面上の浅い理解に留まっているようでも、今後どこかで立ち行かなくなるぞ」という学校のおじいちゃん先生のアドバイスに従いました。これは本当にその通りだと思います。
夏休みが終わる頃には、例題なら問題を見ただけで解法が思い浮かぶ、エクササイズもおおよそ解けるくらいのレベルには到達していたかと思います。青チャートの最後の方にある総合演習については、まだ難しくて手を焼いていた記憶が…(友達3人で一緒に考えていたのはここ)。
先取らない!
「え、先取りしてないの!?」って思いました?
はい、ほぼしてません。
私、最近の先取り学習推奨の風潮が本当に嫌いなんですよね。「塾のペースが学校より速いので、形上、先取りということになっちゃってます」くらいなら誰がやったって全然いいと思う(というか私がそうだった)のですが、流行りの「ゼロベースで、完全に自力で参考書を解き進めていく」タイプの先取り学習は、本当に非効率的だと思うんです。
初学の単元を青チャートを使って独力で完璧に理解して解き進めていくなんてのは、ハッキリ言って神業です。少なくとも私には不可能です。それを思うと、きっと多くの人が、「これってどういうことだろう」と頭を悩ませながら、非常に多くの時間を費やして参考書を読み進めていく、そして本人は理解したつもりになっているが実は理解しきれていない、あるいは間違った理解をしてしまっている…という状態に陥るのだろうと思います。これ、どう考えても非効率的ですよ。
だって、学校の授業で先生が丁寧に説明してくれればスムーズに理解できるような話を、参考書を使って無理やりに独力で進めようとしたがために、より多くの時間をかけて理解することになり、加えて、理解しきれていない、あるいは間違った理解をしてしまっているリスクがあるわけでしょう。そこまでして先取るメリットって何なんですかね。学校の授業ペースに合わせて、スムーズで正しい理解とともに学習を進め、その分めちゃくちゃ復習に時間を割く…という勉強スタイルのほうが、どう考えても効率がいいんですよね。
ゼロベースの先取り学習が許されるのは、参考書を一読するだけで学校の授業を受けるのと同等の理解度に到達できるような天才か、あるいは、復習しつくして既習範囲を完璧にしてしまった天才だけだと思っています。
高校1年生の皆さんには、この夏、「先取り」ではなく「既習範囲の復習」に時間を割くことを強くオススメしますね。
数Aはある程度知っていた
1つ伝えておかなければならないことがあるとすれば、それは「私はこの時点で既に数Aはある程度できる状態だった」ということ。そこそこのレベルの中学受験と、かなり高いレベルの高校受験を経験できていた私は、高校1年生の春の段階で既に数A(青チャートの例題レベル)は8割方できる状態だったんです。なのでもし、夏休み明けの時点で私と全く同じラインに立つことを考えるのであれば、数Aの勉強もしなきゃいけないかなあと思います。
青チャートの例題レベルの数Aって、「小中学校の総まとめと若干の+α」みたいな感じなんですよね。だから私自身、確率も場合の数も整数問題も平面図形も立体図形も、中学受験で学んだド基礎と高校受験で学んだ豊富な解法パターンでおおよそ何とかなったみたいなところがあるわけで。つまり数Aに関して言えば、前節で述べた「ゼロベースで、完全に自力で参考書を解き進めていく」タイプの先取り学習にはなり得ないんじゃないかなと思うわけです。数Aなら、まだ学校で習っていなくても、青チャートを独力でスムーズに進めていくことはおそらく可能かなと思うので、余裕があるなら取り組んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、数Aって、先に述べた通り「小中学校の総まとめと若干の+α」みたいな感じですし、青チャートの例題レベルならそれほど難しくないので、結構ナメられがちなんですよね。でも実は、難しくしようと思ったら難しくなりすぎてしまう単元ばかりなんですよ。特に、場合の数/確率と整数問題。ぶっちゃけ、数1、数2B、数3のどの単元よりも、この3つの単元のほうが厄介なんです。難関大学になればなるほど、場合の数/確率及び整数の難問が出題されているような気がします(新課程で整数がどうなるかは分かりませんが)。私は高校3年生になってようやくこの事実に気がつき数A補強に踏み切りましたが(それまでは数Aは軽くしか触れてない)、もう少し早く始めていたらなと思わなくもありせん。大事なことなので繰り返し言いますが、余裕があるなら是非、数Aも頑張ってみてください。
次回は、英語の勉強法を紹介します。明日公開です。お楽しみに。