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現役東大生が起業した理由とその方法|メアライズアカデミー仲間塾長へのインタビュー③


その他
2023年4月7日

ばってんです ♨️

普段、目の前の宿題やらテスト勉強に追われてしまい、なかなか将来のことを考えたり、自分の価値観を広げたりすることって少ないと思います。でも、結構重要なんですよね。

ここに関しては学校の先生もそこまでは詳しく知らない場合があるので、実際に高校を卒業して社会で活躍している方の体験談を聞いて、追体験しましょう。

そこで今回は、沖縄の県立高校から現役で東京大学に行き、在学中に起業して「メアライズアカデミー」というオンライン塾を経営されている仲間令さんに、高校時代の過ごし方から受験勉強の極意、大学での生活、さらには起業されてからの話をじっくりとインタビューしました!

インタビューが盛り上がりすぎて、1つの記事に収まらず、3部構成になっています。志望校に関係なく刺激的な内容なので、ぜひ役立ててみてください!


勉強の休憩時間に是非読んで、やる気を上げてもらえたら嬉しいです。

(現役東大生&メアライズアカデミー代表の仲間さんです!)


今回は第三回(最終回)として、これまでの大学生活、起業した経緯や方法、メアライズアカデミーさんの魅力などを深く伺いました。

第一回第二回の記事を読んでいない方は、ぜひそちらから読んでみてください!

これまでの大学生活

その後無事に宣言通り現役で東大に合格されて、どんなことを考えながら大学生活を送られてきましたか?

前回話した通り、大学でやることのイメージはついていなかったんですが、受験に熱を注いだし楽しかったし、自分の成長に喜びを感じられたので、それを伝えることをやっていきたいなと思うようになりました。

また、沖縄という東大から遠い環境であっても達成できたことから、地方で恵まれていない子のロールモデルになっていきたいと。それでまずは、塾講師とか家庭教師とかに取り組んでいました。

実は、東大に入って、自信をなくしてしまうこともあったんですよね。受験勉強という、自分が熱を注いでやってきた側面でも、自分より圧倒的に優れた人がたくさんいて。本当に自分は人に教えられるほどの人間なのか、と疑問に思うようになりました。

でも、塾とか家庭教師とかで生徒が実際に成績を上げていってくれて、それが成功体験となって、自分ほど計画を立てて勉強のやり方にこだわってきた人はいないなと自信を持つことができました。

1年生の頃から教えるバイトをやっていて、授業もほどほどに受けていましたが、他に熱中するものは特に無かったです。

東京大学に進学して、どんな印象を受けましたか?

良くも悪くも、普通の大学だなと感じました。笑

もちろんすごい人もいるんですが、だいたいの人は普通に受験勉強が得意だっただけで、全員が全員めちゃくちゃすごい能力を持っているわけでは無いです。

あとは、やっぱり大学のカリキュラムとして、進学選択(旧:進振り)があるのが一番大きいかなと感じます。入学してから、2年生の夏に進みたい学部を決める制度なのですが、大学に入って幅広く学びたい人にとっては、すごくいい環境です。逆に、大学に入る時点ですでに専門的に学びたいものがある人にとっては、わずらわしい制度だと思います...。

ただ、これに関して、自分自身も入った後に学びたい学問を決めたらいいやと思っていたのですが、やっぱり週1の授業を受けるたけで興味関心を決めるのってなかなか難しくて、入学して自分から積極的に情報を取っていかないといけないんだなと痛感しました。

仲間さんは、どのようにして進振りを決められたのですか?

自分自身はいま、文学部の英語英米文学専修課程というところにいるのですが、英語が好きだったことと、起業した塾の運営に力を注ぎたかったことが決め手でした。

英語の文学を読むのは好きだったので、興味関心に沿って選びつつ、起業の方で成功していきたかったので、楽に卒業できて負担にならないところを選んだ感じです。笑


起業について

起業したい子も増えていると思います!起業された経緯について是非詳しく教えてください。

沖縄にいたときから、沖縄の教育のレベルと東京の教育のレベルに大きな差があるなと強く感じていました。教育の質もそうですし、周りの人の環境も違うなと。

そしてこれは大学に入ってからも感じたんですよね。東大に入ってみると、都内の進学校からの人が多くて、そういう学校でのトークとかコミュニティがあったり、地方出身であっても浪人生だと駿台とか河合塾とかの塾のコミュニティがあったりする。自分は外側から入った人間なんだな、と強く感じさせられました。

じゃあこの原因ってなんなんだろう、と考えたときに、地方で難関大を目指すことのハードルの高さにある、と思いました。

なので、格差をなくしていきたい、自分が積んできた経験を地方の高校生に伝えていこう。恵まれていない高校生に伝えていくことには意義があるし、自分自身がロールモデルになりたいと強く思いました。

大学内で過ごしていて、また周りの学生とか教え子とかと話していて、やってきた方法は間違ってない、とは思ったし、価値があると感じていました。ただ、勉強のやり方を大きな規模で伝えていくためには、組織を作って、全体で地方の教育をレベルアップさせる必要があるなと思ったんですよね。そこで起業を意識し始めたのですが、最初はなかなか行動できませんでした。

何かしたいと思っていた中で、学科の会で共同代表の今村と知り合って、考えていることとか共有したところ意気投合して、一緒にやろうとなって、起業に踏み切りました。時期的には、それが大学3年生になったときくらいで、実際に学習塾を作ろうとなって行動に移したのが 6-7月で、9月から生徒を募集し始めました。

詳しく教えていただきありがとうございます!起業するにあたって、大変だったことはありますか?

やっぱり、塾として、質の良いサービス、指導体制を作り上げていくことですね〜。

これは常にやっていくべきことなのですが、自分自身だけやり方を知っていても意味がなくて、組織としてやる以上は、自分以外の人間も同じように生徒のサポートができるような仕組み作りが大変だなと感じます。

最初の資金や集客はどうされたのですか?

自分たちのようなオンライン塾であれば、資金はいらないと思われがちなのですが、そんなことが無くて、集客したり、より良いコンテンツを作ろうとなったりすると資金は必要となっていきます。

とはいえ、最初に何か必ず払わないといけない、ということは無くて、自分の場合も、指導体制を作ってホームページを作ったところまではお金をかけていません。ホームページのサーバーのレンタル代くらいですかね。ホームページも自分で勉強して作り上げました。

最初の生徒募集については、最初はチラシとかではなくて、地元の沖縄の新聞で活動を取り上げてもらったのがきっかけでした。あとは、日刊SPAさんにインタビューして頂いたりとか。これからはもっと大々的にやっていこうと思っています!

なるほど!起業するにあたって、大学生や東大生であることが役に立っていることはありますか?

東大は、学生でありながら起業している人も多いので、その環境はとても良いなと思います。すでに起業している人に話を聞けるのは大きいですからね。

あとは、社会人として起業されている方にも話を聞きに行きやすいので、その点は恵まれているなと感じます。

社会人だと一気にハードルが上がりますからね〜。塾を起業して良かったなと思う瞬間って、どんなときですか?

一番嬉しいのは、運営していて、保護者の方から感謝の言葉や、実際に家で生徒がどのように変わっているかというのをメールで頂くときですね。本当にありがとうございますと言って頂けると、もっと頑張ろう!と思います。笑

あとは、どこかで働いていて決定権とか裁量が少ないと、仕事を自分ごと化できなくて楽しく仕事できないことがあります。他の人に頼まれているしな〜と思っちゃうんですよね。

それが、自分で作った会社だと全て自分ごと化できますし、結果も自分に跳ね返ってくるのが楽しいですね。

進路のプランはどんな感じで考えていらっしゃるのですか?

今のところ、大学院にも行かずに、そのままメアライズアカデミーを続けて大きくしていって、より良い指導をより多くの人に届けていこうと考えています。

実は3年生になって休学して、起業の方に全振りしていたので、大学生活はあと2年あるんですが。笑

そうなんですね!残りの大学生活でやっておきたいことはありますか?

高校生に教えていくにあたって、高校の範囲を知っているだけじゃなくて、より良い指導につなげるために、大学で学べる教養はもっと身につけておきたいと思っています。

あとは、大学生だからこそ高校生と近い立場で関われると思っていて、こないだも沖縄の高校の東大キャンパスツアーを引率したのですが、そういった交流をやっていきたいですね。塾の個別相談でも、大学生だとフレンドリーに接してもらえるので。

いま1年生からやり直せるとすると、どうしますか?笑

今と同じように起業はしてると思うんですが、もっと早く起業していると思います!

起業のための準備については、人から情報を仕入れるのが大事なんですよね。受験勉強の情報はネット上で全部解説してあって、リサーチがとても大事なのですが、起業の場合はゴールが明確じゃ無いですし、あまりネット上の情報もないので、先輩からアドバイスを受けたり、起業前にインターンとして会社で働いたりといったことが大事になると思います。

なので、もう一度やり直すとしたら、ここら辺の経験を積んだ上で、すぐに起業していると思います。

メアライズアカデミーについて

最後に、仲間さんが起業されているメアライズアカデミーさんについて、是非詳しく教えてください!どういった思いで運営されているのですか?

全ての人に質の良い教育を届けること。特に地方に住んでいて、周りに恵まれた環境がない人に届けること。メアライズの目標はこれに尽きます。

勉強っていうのは、自分の力で計画を立ててレベルを上げていけるんだ、というのを伝えたいです。環境に関係なく、平等に大学受験に臨める社会を作りたいと思っています。

塾の仕組みとしては、どういった特徴がありますか?

成績を伸ばすことにフォーカスして、勉強の全過程をサポートしています。具体的には、計画を立てて、実際に進めて進捗を管理して、復習で知識を定着させるところまで、全部やっています。

授業の質だけじゃなくて、その前後もサポートできるのがポイントですかね。自分の経験を踏まえても、授業以外の時間って大事だなと思っています。そのためにいろいろな取り組みを行っていて、スタプラで進捗管理して声掛けしたり、いつでも質問できるようにしたり、テストを行いながら、適切なタイミングを計算して復習計画を立てたりしています。

どういう高校生が向いていると思いますか?

高い目標に向かって勉強を頑張りたいとは思っているが、成績を伸ばしていくためにどう勉強していけばいいかに自信がないという人はドンピシャだと思います。

実際にいま頑張っているかどうかは関係なくて、あと志望校が決まってなくてもOKで、でも変わりたいというモチベーションがある、自分から勉強を頑張りたいと思っているのが大事ですね。やり方に関しては任せてください。

メアライズアカデミーさんに興味がある場合にはどのようにしたらいいですか?

無料の個別相談を行っていて、おすすめの参考書や勉強法、計画についてアドバイスしているので、まずは気軽に話しましょう!

入塾前提ではなく、勉強法とか計画をいつでも相談できて、参考書とかも相談できるので、こちらのホームページから是非申し込みください。

あとは個別相談以外にも、公式LINEで、5教科の受験勉強法をまとめた5万字以上の冊子を配ってます。これさえ読めば成績を上げられるっていう冊子なので、LINEの登録もぜひ!今後、計画を立てることについての冊子も作ることを検討しています。

長時間にわたり、貴重なお話ありがとうございました!



いかがでしたか?

起業したい!という人にとって、めちゃくちゃ参考になるアドバイスでしたね!「大学で何かやりたい」という方も、誰かが機会を与えてくれることに期待せずに、自分でどんどん動いていく重要性をぜひ感じとってみてください。

大学で自分がどんなことにチャレンジするかを妄想していると、受験勉強のモチベーションも上がるのでオススメです。

全3回にわたって読んでいただき、ありがとうございました〜。

この記事の著者

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ぶおとこばってん

ラ・サール中高→東大理1→計数工学科(数理情報)→UCLA院卒 社会を人から変える会社 okke の CEO YouTube上で、高校数学をじっくりコトコト深く解説中 頭があったまる記事を書いていきます ♨️

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