内職はアリ？ナシ？

前々回、前々々回の記事に引き続き、今回は英語の内職事情について書いていこうと思います。
前々回(数学)の記事はこちら。
前々々回(国語)の記事はこちら。

改めて言いますが、基本的には授業中の内職はアリでしょう。むしろするべきだと言っても過言ではありません。
しかし、それも時期や教科によって異なってくるので、私なりの見解を紹介します。

いつどんな内職をするべき？

私は地方の公立高校から現役で東京大学の文科2類に合格しているのですが、はっきり言って内職をしていなかったら合格できたかどうか分からないなぁと思ってしまうほどに、内職は重要だと思っています。

高校の授業は、当然ですが集団授業です。
少人数で行われる授業もあるかもしれませんが、それでも1対1というわけではありません。
集団授業のデメリットとして、無駄な時間が多いことが挙げられます。その授業の100%が自分の実力向上につながるとは限らないということです。授業中に内職を行うことで、このタイムロスを可能な限りなくすことができるというわけです。

特に国語、数学、英語はタイムロスが多かったように感じます。
前々回は数学、前々々回は国語について触れたので、今回は英語についてとなっています。

英語

英語も比較的タイムロスが多い教科だと思います。

高1・高2

高校1年生と高校2年生の間は、教科書を中心とした学習となってくると思います。

私の高校では、教科書に掲載されている英文を家で予習として読んできて、それを改めて授業内で先生と共に読み進めるというスタイルの授業でした。教科書のレベルがちょうど良い、あるいは志望する大学の求める水準が教科書レベルだといった方は、授業に真面目に取り組むべきかと思いますが、授業内容では満足しきれない方はぜひ内職をすることをお勧めします。

この頃の英語の内職では、やはり基礎固めを行うのが良いです。
文法・単語をそれなりにマスターした状態で、高校3年生になるのがベスト。配布されている文法書や単語帳の暗記に時間を割きましょう。別の長文を読むよりは、時間の融通を効かせやすい暗記学習を行う方が効率の良い内職となります。

ちなみに、私は高校1年生の秋頃から「鉄壁」という英単語帳の暗記にひたすら時間を割いていました。

高3

高校3年生になると、演習用テキストを用いた学習になってくると思います。

授業のレベルが自分には低いなと感じている方は内職をするべきでしょう。先生と一緒に英文を読み進めていく時間が最も無駄です。自分で読めてしまうのに、まじめに授業を聞く必要などありません。

ただ、授業で使用している英文はサッと目を通すくらいはしておくべきですね。万が一、覚え損ねてしまっている単語や文法がないかだけチェックしましょう。私は授業で扱う英文の中で出てきたわからない単語は、ノートにメモして単語帳のようにしていました。問題は解く必要はないと思います。はっきり言って、授業レベルの問題であれば、英文を読めている時点で簡単に解けるはずです。

音読やリスニングの練習をする時間も設けられていると思いますが、これもやっておいて損はないでしょう。英語を聞き取る耳を作るのに、英文の難易度はそれほど関係ないと個人的には思っています。

高校3年生での内職は、様々なやり方があると思います。

単語帳をひたすら読み込むのがベタな内職ですね。私は毎日鉄壁を10セクション分復習しようと決めていたので、それがまだ終わっていないような場合は授業中にやってました。

高校3年生だと、志望校の過去問も内職で扱えてしまうと思います。英文を読んで問題を解くとなると、キリの悪いところで終わらせてしまうのも良くないので、この場合は大問ごとに区切ってやっていくことになりますね。志望校が定まっている場合、各大問にどれだけの時間をかけるのか等は考えておくべきなので、それをもとに効率がいいように授業時間を使いましょう。

私は「東大の過去問の大問1つを解いて、それの解説を読みながら英文を改めて読み込み、分からなかった単語をノートにまとめる」といったことを授業時間内に行なっていました。

以上、国数英3教科の内職事情でした！