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【内職はすべき】自分の目標までの最短ルートを進もう


体験記
2023年2月20日

内職はアリ?ナシ?

基本的には授業中の内職はアリでしょう。むしろするべきだと言っても過言ではありません。
しかしそれも時期や教科によって異なってくるので、今回は私なりの見解を紹介していこうと思います。

授業中の内職のメリット

私は地方の公立高校から現役で東京大学の文科2類に合格しているのですが、はっきり言って内職をしていなかったら合格できたかどうか分からないなぁと思ってしまうほどに、内職は重要だと思っています。

高校の授業は、当然ですが集団授業です。
少人数で行われる授業もあるかもしれませんが、それでも1対1というわけではありません。
集団授業のデメリットとして、無駄な時間が多いことが挙げられます。その授業の100%が自分の実力向上につながるとは限らないということです。授業中に内職を行うことで、このタイムロスを可能な限りなくすことができるというわけです。

今回の記事で扱う「内職」というのは「課題の提出締め切りが迫っていて、他の教科の授業を聞かずにそれに取り組む」といったタイプの内職ではありません(このタイプの内職はお勧めしませんし、むしろその課題は本当にやる意味があるのかという議論をしたくなってしまいます)。無駄な授業時間を、今自分が最も必要としている学習に充てることで、効率よく実力を伸ばそうといった趣旨の内職です。

いつどんな内職をするべき?

私は文系だったので、世界史・地理、そして理科基礎を受講していましたが、これらの教科ではあまり内職はしていませんでした。世界史は共通テスト直前まで試験範囲が終わらなかったので授業は聞かなければなりませんでしたし、地理も直前期は共通テスト対策を行う形だったので授業に集中していました。理科基礎も全ての範囲を学習し終えてからは、基本的に共通テスト対策が続いたので、授業外の時間で理科基礎に時間を割く必要がないように、授業には真剣に取り組みました。

それに対して、国語、数学、英語はタイムロスが多かったように感じます。
各教科、どのようなことをしていたのかをそれぞれ触れていこうと思います。
数学と英語については次回の記事で!

国語

現代文

現代文は非常に難しいところです。
まず前提として、現代文の問題は大学によって問題の毛色が違います

難関大学になればなるほどこれは顕著になってくるのですが、「この大学はこのように文章を読んでこのように解答を作成する」といったある種の解き方が実は存在します。つまり、ある一定水準の読解力を獲得して以降は、その解き方をマスターすることに注力すべきなのです。

私の学校の高校3年生の授業では、さまざまな大学の問題を収録した問題集を扱っていましたが、志望校以外にの大学の問題を解いてみたところで、自分の志望校の問題を解くための力がつくかと言われると、決してそんなことはないと思います。高校1年生、2年生の間は、学校の授業を通してある程度の読解力をつけることができるかと思うので、内職をする必要性はそれほどないでしょう。自分の志望校と問題の毛色が違いすぎてやる意味を感じないなと思ったら、志望校の過去問をするなどの内職をすることをお勧めします。

古文

古文で重要なのは、単語を覚えることと文法を覚えることです。

高校1年生の授業で文法はひと通り学習し終えると思うので、その間は授業中に文法は覚え切ってやるぞという気持ちで授業に臨みましょう。
古文の授業は、おそらく教科書、あるいは問題集に掲載されている文章を予習してきて、授業中に先生と読み合わせていくといった形式が一般的なんじゃないかなと思います(私の学校はそうでした)。高校2年生、3年生になってきて古文を読み慣れてくると、予習の段階でそれなりに読めてしまって分からない部分の方が少ないという状態になってくるのではないでしょうか。ここが内職のやり時です。

古文は英語と同様に、古文単語の占めるウエイトがかなり大きいので、古文単語の暗記にはそれなりの時間を割くべきです。
これはわざわざ授業聞かなくてもわかるなというような時間に、古文単語の復習をするのが良いと思います。

漢文

漢文は文法の暗記が最重要事項となっています。

基本的には学校配布の文法書に載っている漢字さえマスターすれば、それ以外の文章はほとんどが普段使うような漢字で構成されているので、ある程度読むことはできるようになるでしょう。そのため、漢文は授業時間外であまり時間を割きたくない科目となってきます。

漢文も古文と同様、高校1年生の授業で文法はひと通り学習し終えると思うので、その間は授業中に文法は覚え切ってやるぞという気持ちで授業に臨みましょう。高校2年生、3年生になってからは、聞く必要のない時間に文法の暗記を行うなどの内職を行うのが良いでしょう。文法書では紹介されていないが、教科書ではよく出てくるような漢字は押さえておくべきだと思うので、授業内容を内容を一切無視するのは避けましょう。

次回は数学の内職事情です。

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!