超意外!こんな事業もやってるの?!イオン編
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皆さんこんにちは。今回も、大企業が展開する意外な事業についてお話しします。(前回の記事はこちら)
今回はイオンについてお話しします。
イオンの簡単な歴史
まず、イオンの歴史について簡単にお話しします。イオンの原点となる岡田屋は1758年、三重県で衣料品店として始まりました。
その後、1968年には三重県を中心に店舗展開する岡田家と兵庫県を地盤とするフキダが提携を発表しました。
そこに大阪府のシロも参画し、ジャスコ株式会社を設立。翌年の1969年、ジャスコ株式会社が設立されました。
1970年代以降は日本全国に店舗を展開し、総合型スーパーとしての地位を確立していきました。
2001年にはジャスコ ホールディングス株式会社はイオン株式会社に名称を変更し、グループ全体によるブランド統一が行われました。
その後現在に至るまで、日本全国、そしてアジア地域で積極的に店舗進出を行い、地域密着型ショッピングモールとして多くのお客様を笑顔にしてきました。
イオンの考える未来への取り組み
そんなイオンですが、超意外な事業に参入しています。それは水素事業です。
今回はイオンが行う水素事業の中で2つの事例を紹介します。
双葉町との協力 移動型スーパー
イオンが水素事業に参入したのは2022年5月です。
東日本大震災で多くの被害を受けた福島県双葉郡双葉町にて、双葉町、イオン、そしてトヨタ自動車と協力してFCEVのハイエースを活用した移動型スーパーの展開を始めました。
この地域では東日本大震災の後、復興のためにイオンは店舗をオープンするなどサポートを進めていましたが、不十分な部分がありました。
そこで、移動型スーパーとしてトヨタとタッグを組み、水素を活用してCO2を一切排出せず、エコな移動型スーパーを実現しました。(FCEVについて詳しくはこちら)
(FCEVを利用したイオンの移動型スーパー)
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燃料電池(FCEV)を活用した物流の運送
もう1つの事例は、燃料電池(FCEV)を活用した物流の運送です。
イオンは日本全国、アジア地域にて店舗を展開しています。
特に日本国内での物流はトラックや鉄道などで運送されることが多いですが、現在のトラックはほとんどがディーゼルエンジン車です。
製造過程や商品の販売時にCO2を排出しない努力をしても限界があります。
カーボンニュートラル達成のためには「つくる」「運ぶ」「使う」この全ての工程でカーボニュートラルを達成しないといけません。
そこで、イオンとCJPTがタッグを組み、燃料電池(FCEV)の物流用トラックを開発しました。
この運用は現在部分的ではありますがスタートしており、物流のCO2排出量が大幅に減り、環境負荷の削減が期待されます。
同時に、イオンの福岡XDといった物流拠点ではTPS(トヨタ生産方式)を活用し、物流の走行距離や時間コストを削減し、環境と時間に配慮した取り組みが行われています。
(FCEVのトラック)
(引用元はこちら)
まとめ
このように、イオンは小売業界でありながら、物流などを通じて水素事業に参入して、お客さまの笑顔とカーボンニュートラルな未来に向けて企業活動をされています。
最後までありがとうございました。
次回はスバルの意外な事業について特集するのでお楽しみに!