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不定代名詞


不定代名詞

特定のものではなく、「他のもの」とか「それぞれのもの」とか、不特定の人、もの、数量などを指す代名詞を不定代名詞と言います。

名前はおいておいて、似たような意味の代名詞の使い分けが重要なので、それぞれ下のペアで頭を整理しておきましょう!

one / it

one や it などの代名詞は、名詞の繰り返しを避けるために用いられます。

  • 不特定の単数名詞 の代わりには one(不定代名詞)
  • 特定の単数名詞 の代わりには it(指示代名詞)

を用います。

I lost my spartphone yesterday, but I found it today.
(昨日スマホを無くしたが、今日見つけた)

無くしたまさにその特定のスマホを指しているので、one ではなく it を使います!別のスマホを買い直すのであれば、こんな感じで one になります。

I lost my spartphone yesterday, so I bought a new one today.
(昨日スマホを無くしたので、今日新しいのを買った)

このように、one の前や後ろには形容詞を置くことができ、この際、a/the/所有格 + 形容詞 + one という順序になることも押さえておきましょう。

これに対し、it は前や後ろに形容詞を置くことができません。one だけの特権です。

another / other

どっちも「他の」みたいな意味なので、これは頭がこんがらがるんですよね...。

混乱のもととなる、another / the other / other / others の4兄弟の意味の違いについて、ここでついに決着をつけましょう。

この絵が全てです。

okedic_英語.013.jpeg

つまり、

  • 他のものが1つで、その1つを指す場合:the other
  • 他のものが複数で、そのうちの1つを指す場合:another
  • 他のものが複数で、その全てを指す場合:the others
  • 他のものが複数で、そのうちの1つを指す場合:others

となります。例えば、

She brought a smartphone in one hand and an umbrella in the other.
(彼女は1つの手でバッグを持ち、もう片方で傘を持っていた)

→ 手は2本ですよね。残る1本のうち、その1本の手を指すためには the other を使います。

both / either / neither

これらは、2つのものや2人の人について使います!

both bags(両方のバッグ)のように形容詞として使うときもありますが、ここでは代名詞として使う用法を紹介します。

まず意味はこちらです。意味は結構いける人も多いですよね。代名詞として使うときは、of の後ろには複数形がくっつきます。

  • both of 複数形:〜の両方
  • either of 複数形:〜のどちらか
  • neither of 複数形:〜のどちらも〜ない = not ~ either of 複数形

例えばこんな感じです。

Either of my parents can attend the meeting.
(両親のどちらかがその会合に出られる)

さらに、文の中で複数扱いを受けるのか、単数扱いを受けるのかも押さえておきましょう。

  • both of 複数形:複数扱い
  • either of 複数形:単数扱い
  • neither of 複数形:単数扱い

both と either については、意味として、両方なのか、片方なのかを考えれば納得できますが、neither だけ少しトリッキーですかね。どちらも〜ない、なので困りますが、文の中では単数扱いです。

We found two bookstores, but neither of them was open.
(2つの本屋を見つけたが、どちらも開いていなかった)

→ neither of them は単数扱いなので、were としないように注意!

each / all

3つ以上のものや3人以上の人については、each / all を使います。

both などと同様に、each と all にも形容詞の使い方もありますが、代名詞として使う用法を紹介します。

まず意味はこちらです。代名詞として使うときは、of の後ろには複数形がくっつきます。

  • each of 複数形:〜のそれぞれ
  • all of 複数形:〜の全て

例えばこんな感じです。

Each of the participants has a special ticket.
(参加者のそれぞれが特別チケットを持っている)

さらに、文の中で複数扱いを受けるのか、単数扱いを受けるのかも押さえておきましょう。

  • each of 複数形:単数扱い(上の文で、have じゃなくて has を使ってる点に注目)
  • all of 複数形:複数扱い

これは意味として、それぞれなのか、全てなのかを考えれば納得できます。

※ each とこんがらがりやすい単語に every がありますが、every は代名詞としては使えないので注意!

→ Every of the participants has a special ticket. と書いたら誰かに怒られます。

補足

most にも不定代名詞の用法があるのですが、most と almost を特集した辞書で解説しています。

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