日本の地図は、国土地理院によって制作されている。
最も基本的な地図は2万5千分の1地形図である。
現在では電子化され、紙の地形図の発行は終了した。
地形図は、国土地理院ホームページから誰でも自由に閲覧できる。
日本で最初につくられた本格的な全国地図。
正確な測量によって作られたものではないため、正確性は低い。
古代~中世にかけて成立したとされ、長い間使用されてきた。

江戸時代後期、伊能忠敬が大日本沿海與地全図を作成した。
これは日本で初めての正確な測量に基づいた地図であり、極めて精度が高い地図であった。

明治維新以降、西洋式の測量によって国家が地図を整備するようになった。
これは、近代国家にとっては、主権の及ぶ範囲である領域を正確に把握し、外国との境界を画定することが極めて重要であったためである。

地図の作成を行う機関は管轄がたびたび変更されていたが、1960年代に国土地理院が設立され、現在の形になった。
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