二重否定(英語)
なめらかな訳を意識!
否定の意味の表現を2つ使って、強い肯定の意味を表すことを、二重否定と言います。
マイナス×マイナス=プラス、みたいなもんですね。
この場合は、直訳するとカチンコチンな文になりやすいので、そういうときは肯定の意味で書いてあげるのがポイントです!
あとは、整序問題でもよく出てくるので、よく出てくる構文を頭の片隅に置いておきましょう。
まずは訳から。これを訳してみてください。
He never visit Kyoto without eating Yatsuhashi.
直訳すると、
「彼は、八ツ橋を食べること無しに、京都を訪れることはない」
という意味になります。何言ってるかちょっとわからないですね。食べずに訪れることが無い、ということは、「訪れたら必ず食べる」 ということなので、なめらかな訳にするとこんな感じです。
「彼は、京都を訪れたら必ず八ツ橋を食べる」
肯定の意味で訳した方がスッキリしますね!
つまり、
never ... without 〜 = ... したら必ず 〜 する
という意味になります。
ちなみに、僕は生八ツ橋が好きです。
練習問題
次の語句を並び替えて、下の意味の文を完成させてください。ただし、一語抜けているので自分で補足してください!
「大学生が留学するのは良くあることだ」
It is ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) study abroad.
[students / university / for / unusual / to]
【答】
与えられている語句だけを並び替えると、
It is unusual for university students to study abroad.
という文ができます(形式主語の構文です)が、unusual = un+usual = 通常ではない = 珍しい、という意味なので、これだと
「大学生が留学するのは珍しい」
という意味になってしまいます。
そこで、unusual の前に not を入れると、not + unusual で肯定的な意味になり、
It is not unusual for university students to study abroad.
→ 大学生が留学するのは珍しいことではない
→ 「大学生が留学するのは良くあることだ」
という意味を表せます!