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大政奉還


概要

大政奉還とは、江戸時代に徳川慶喜が朝廷へ政権を返上したこと。 大政奉還.jpg

詳細

江戸時代末期には、朝廷幕府に政治を任せるという形で、日本の政治は行われていました。 しかし、雄藩の中には「幕府を武力によって倒そう」と考える藩もいました。 長州藩と薩摩藩です。 こうして幕府府vs薩長という戦争が起こりそうになりますが、そこで動いたのが土佐藩でした。 薩長土.jpg

土佐藩の後藤象二郎はこう考えました。 「今は日本国内で戦争をしている場合ではない。」 「なんとか戦争を回避しなければ。」 「大政奉還を実行すれば戦争を回避できるのではないか。」 後藤象二郎.jpg

大政奉還というのは、政治の実権を朝廷に還すことです。 これを実行すれば名目上幕府は無くなります。 「薩長としても倒すべき幕府が無くなれば戦争はできなくなるだろう」と考えたのです。

こうして後藤象二郎は、自分の上司にあたる土佐藩前藩主の山内容堂にこの考えを伝えます。 更に山内容堂が徳川慶喜にこの考えを伝えたのです。 徳川慶喜.jpg この時の徳川慶喜も、朝廷幕府が並び立って政治を行う体制に限界を感じていました。 こうして徳川慶喜は大政奉還の建白を受け入れて、政治の実権を朝廷に還したのです。 大政奉還.jpg

補足

大政奉還により一時的に戦争は回避されましたが、その後結局武力衝突に発展してしまい、戊辰戦争が起きています。

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