漢文を読む上でとても大事になる使役形について。「誰に何をさせるのか」 が重要なので、読解の際にしっかり捉えられるようになろう。
「〜ヲシテ」「〜ニ」の直前が、使役の対象(させる相手)になる。
使役形と聞くと、「使」の文字が真っ先に思い浮かぶが、二つ目のようにこの漢字を使わない場合もあるので注意しよう。
この「しむ」は、使役の助動詞「しむ」なので、直前は未然形になる。

同じ用法・読み方を持つ漢字として、 「教」「令」「遣」 も押さえよう。
この「しむ」は、上の「使」と違って送りがなに付き、使役の助動詞「しむ」なので直前は未然形になる。

「命」以外にも、何かをさせる形の漢字が来て「〜にーしむ」 という形が来たら、使役形として意味を取れるようにしておこう。
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