概要
が実数であるとき、以下の関係が成り立つことを複素数の相等条件という。
ちなみに は 「かつ」 を表す記号。とんがりコーンではない。
これは日本語で理解した方がよくて、 使い方としては、 つの複素数が等しいなら、実部と虚部は等しい ということが大事(つまり の命題が大事)。
例
【問】次の等式を満たす実数 の値を求めよ。
【答】整理すると、
ここで、 は実数より、 と も実数(下で補足する通り、このお断りはとても大事)。よって複素数の相等条件より、
が成り立つ。これを解くと、
となる。
補足
これは、 つの複素数をイコールで結ぶとはどういうことかについての定義。
が実数というのが大事。例えば、実数の縛りがなくなると、
などの等式が成り立ってしまう。上の例題でも確認した通り、実数であるということを確認しよう。