文学史コレを押さえろ!「軍記物語と史論」篇
文学史コレを押さえろ!「軍記物語と史論」篇
ここでは、軍記物語と史論の文学史に関して、受験で最低限知っておかないといけない知識をまとめるので、もし受験で必要な人はぜひ活用を!
「軍記物語」とは、中世時代の合戦を素材として年代記のような形で書かれた作品群のこと。
「史論」とは、歴史についての評論や理論を書いたもののこと。
ビジュアル理解
まずはビジュアルでの全体像は以下の通り。
では、それぞれ確認していこう。
文学史で速攻のポイント
文学史で押さえておくべきポイントは下の3つ。
- ジャンルは何か
- 時代や成立順はどうなっているか
- 作者は誰なのか
軍記物語と史論について、それぞれのポイントを確認していこう。
ジャンルについて
軍記物語と史論のジャンルは以下の通り。
①軍記物語
→中世時代の合戦を素材として年代記のような形で書かれた作品群のこと
②史論
→歴史についての評論や理論を書いたもののこと
時代・成立順について
それぞれのジャンル①〜②に対して、時代や成立順に例を挙げると以下の通り。(上のビジュアルでも確認しよう!)
ここに書いてある順番が全て覚えられたら完璧だけど、みんなは上のビジュアル理解の画像を暗記しよう!
ビジュアルで理解していると同時代成立などが頭の中で整理されるよ。
①軍記物語
→『将門記』・『保元物語』・『平治物語』・『平家物語』・『太平記』・『曽我物語』・『義経記』
②史論
→『愚管抄』・『神皇正統記』
作者について
上の具体的な軍記物語と史論に対して、覚えておくべき作者は以下の通り。
①軍記物語
*軍記物語については、作者ではなく元になっている戦乱を押さえよう。
- 『将門記』:〔戦乱〕平将門の乱
- 『保元物語』:〔戦乱〕保元の乱
- 『平治物語』:〔戦乱〕平治の乱
- 『平家物語』:〔戦乱〕源平合戦
- 『太平記』:〔戦乱〕南北朝動乱
- 『義経記』:〔戦乱〕源平合戦
②史論
- 『愚管抄』:〔作者〕慈円
- 『神皇正統記』:〔作者〕北畠親房
詳細リンク
それぞれの軍記物語と史論の詳細は、以下のリンク先で確認しよう。