セグリゲーション
簡単なまとめ
人種別、民族別、出身地別などで分かれて集住すること。
米国や欧州など移民の多い国でよく見られるほか、日本でも各地に中華街が存在するなど、身近な存在でもある。
治安の悪化、周辺からの孤立などの社会問題を抱える。
セグリゲーション
都市の内部で、人種別、民族別、出身地別などにわかれて集住すること。
特に、移民や難民として移住してきた外国人は、集住する傾向が強い。
原因
移民は言語が不自由なので、同じ言語を話す同郷の人に頼る機会が多くなる。
自然と同郷の人々で助け合うようになり、それなら近い方がよいということで、同郷の人々で集まって暮らすようになる。
また、多くの移民は自身の文化を子や孫に受け継ごうとするので、自国語で教育を行う 教育機関まで設立することもある。
中国人が集住する横浜中華街には、中国人学校の横濱中華學院が設置されている。
(google map、画像右が横濱中華學院)
地域
特に顕著な地域が米国。
ニューヨークではセグリゲーションが顕著で、黒人が集住するハーレム、ユダヤ人街、プエルトリコ人街などが形成されている。
日本では、神戸や横浜、長崎、池袋などで中華街が形成されているのが代表的。
問題点
移民が集住し、周辺住民と言葉が通じないため、周辺のコミュニティから孤立する傾向がある。
また、移民は所得が低い傾向があるので、移民がインナーシティに集住することが多く、米国や欧州でインナーシティ問題と結合して社会問題化している。
所得の低い移民が集住すると、外国犯罪組織の侵入をはじめとした治安の悪化が起こる懸念もある。
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