「食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標」(農林水産省)。
たとえば、米1トンを1000km輸送すると、フードマイレージは1000トンキロとなる。
フードマイレージの意義は、食料輸送に係る環境負荷を把握することにある。
フードマイレージが大きければ、食料を調達する際に非常に大きな観光負荷をかけていることになる。
地産地消を進め、輸送距離の短い食料を選択することで、環境負荷を低減することができる。
日本は、世界的にもフードマイレージが高い国である。
この要因には、
ことがある。
下の資料からも、米国からの穀物・大豆等の輸入が多いことが強く影響していることがわかる。
(出典:農林水産省「フード・マイレージ」について)
フードマイレージは、食料自給率が低い国で高く、自給率が高い国では低くなる傾向がある。
また、遠方からの食料輸入が多い国では、フードマイレージが大きくなる。
下の図は、各国のフードマイレージを表したもの。縦軸が輸送距離、横軸に輸送量をとり、面積がフードマイレージを表す。
(農水省資料)
韓国は日本と状況がよく似ていて、フードマイレージが大きい。
ドイツをはじめEU諸国は、貿易量は非常に多いが、輸送距離が短いためフードマイレージはさほど大きくならない。
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