倍数表現
〜のX倍...だ!
「私は彼の2倍稼いでいる」みたいに、〜のなんとか倍...だと言いたいとき、どういう表現をすればいいかわかりますか?
まず、2つの人やモノの間に差があるので、比較の表現と相性がいいんです。ここでは、原級比較と比較級を使った2種類の表現を押さえましょう!
原級比較を使った倍数表現
as ... as の前に、倍数や分数の表現を置けばおしまいです。
I have three times as many books as you do.
(私はあなたの3倍の本を持っている)
倍数は、こんな感じで X times で表すんですが、「2倍」に関しては two times はあまり用いられず、twice を使います。押さえておきましょう!
My brother's room is twice as large as mine.
(私の兄の部屋は、私の部屋の2倍広い)
ちなみに、
- 1.5倍:one and half times
- 2分の1倍:a/one half
- 4分の1倍:a/one quarter
- 3分の1倍:a/one third
- 3分の2倍:two thirds
という感じで、半端な倍数も表せます。
補足:分数の表し方
上でダーっと書きましたが、めちゃくちゃややこしいですよね...。まずは、分子→分母の順に表すことを押さえましょう。
あとは「2分の1」と「4分の1」だけ特別に「half」「quarter」というかっこいい名前が与えられていますが、それ以外は序数(third, fifth, sixth, ...)を使って分母を表す、というイメージでOKです。
最後に、例えば 3分の2=3分の1 × 2 なので、3分の2は複数形、と考えれば、分子が2以上だったら序数を複数形にするのは納得できますね。
比較級を使った倍数表現
比較級の場合でも、比較級の前に倍数や分数の表現を置いて、倍数表現ができます。
This new smartphone can work three times longer than the old one.
(この新しいスマホは、古いスマホの3倍長く動く)
ただし、twice を使う場合には、比較級よりも原級比較を使って表現することが多いので注意しましょう!
その他の倍数表現
大きさ、重さ、年齢、長さ、数、などなど、名詞を使って比較している場合には、こんな表現もできます。
The city is a half as large as the next city.
= The city is a half the size of the next city.
(その都市は、隣の都市の半分の大きさだ)
名詞を使って、the + 名詞 + of にして、その前に倍数や分数を表す表現を置けばOKです。