東南アジア諸国連合。東ティモールを除く全ての東南アジア諸国が加盟している、国家の連合体。
2015年にはASEAN経済共同体(AEC)が発足、域内の関税の多くが撤廃されるなど、経済的な結びつきが強化されている。
ASEANは近隣諸国との結びつきが強い。
特に日本、中国、韓国はASEAN首脳会議に招かれることが多く、ASEAN+3と呼ばれる。会議は毎年開催され、日本からも総理大臣が参加するのが通例になっているので、ニュースに注目してみるとよいだろう。
他にもASEAN+6などあるが、注目度は低いので覚えておく必要はない。
最初に結成されたのは1967年。原加盟国はインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの5か国。
当初はベトナム戦争中で、東南アジアの共産主義化を恐れたアメリカ合衆国の支援の下、反共同盟として設立された。
1984年にはブルネイが加盟。
その後、冷戦終結によってASEANの性格も反共同盟的なものから経済同盟的なものに変化し、1995年にベトナム、97年にラオスとミャンマー、99年にカンボジアが加盟。
東ティモールを除く全ての東南アジア諸国。加盟国数は10カ国。
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