平均寿命
定義
0歳児の平均余命を、平均寿命という。
つまり、
「いま0歳の赤ちゃんが、平均であと何年生きられるのか」
という数字が、平均寿命である。
男女差
女性の方が平均寿命が長い。
平均寿命を決定する要因
平均寿命は、基本的には上昇を続けてきた。
これはどの国でもみられる現象で、性比を左右する原因ともなっている。
平均寿命を縮める要因
- 高い乳児死亡率
- 感染症の蔓延
- 戦乱
は、大きな要因。
乳幼児死亡率が高いと、平均寿命がかなり短くなる。4教科100点でも、1教科0点だと5教科平均が80点になってしまうのと同じ原理。
感染症も無視できない。アフリカ南部ではHIVが蔓延し、若くして亡くなる方が多く平均寿命を縮める大きな要因になっている。
戦乱は、戦闘による直接的な被害のほか、水や食料の不足、農地の荒廃、医療施設の破壊による医療サービスの低下などによる死亡率の上昇も起こる。
平均寿命を伸ばす要因
乳児死亡率が低下すると、平均寿命が大きく伸びる。
即ち、公衆衛生・栄養状態・医療水準の改善が平均寿命を大きく伸ばすといえる。
他にも、社会が安定し戦乱が起きないこと、栄養状態が改善すること、医療水準の上昇により平均寿命が伸びる。
国・地域別の状況
長い国
先進国では、平均寿命が長い。
地域別でみると、ヨーロッパがもっとも平均寿命が長い。
日本は平均寿命が最長クラス。
(出典:WHO)
短い国
アフリカ、特にサハラ以南アフリカでは平均寿命が短い傾向にある。
これは、劣悪な衛生環境や栄養の不足、内戦、感染症の流行などが原因とされている。
乳児死亡率が高いことも、平均寿命の低下に拍車をかけている。
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