個人が財産を所有し、自由に物やサービスを取引できる市場経済の中で個人が利潤の獲得を追求する経済の体制。
現在、世界のほとんどの国が資本主義を採用している。
日本も資本主義国。
資本主義には、主に
という特徴がある。
個人が、お金や物や土地などを自分のものにしてよいという制度。
あたりまえじゃんと思うかもしれないが、社会主義国ではこれは当たり前ではない。社会主義国では、私有財産制は否定されているからだ。
例えば日本では、土地を購入して自分のものにすることができるが、社会主義国である中国では、土地は国家のもので、個人が所有することはできない。
資本主義では、基本的に市場経済が採用される。
市場経済とは、取引が主に「市場」で行われる経済のこと。
「市場」とは、誰でも参加でき、売買する量や値段も自由に決められる「場」のこと。
つまり、市場経済というのは「誰でも・なんでも・何個でも・自由な値段で取引できる経済」という意味である。
社会主義国(計画経済)では、生産する量、販売価格などを政府が決めるので、個人が自由に商売することができない。
現在では、資本主義国に限らず社会主義国でも市場経済を一部導入する国が増加している(中国・ベトナムなど)。
資本主義では、個人が儲けをもっと増やすために努力する。
当たり前じゃん、みんなもっと稼ぎたいしもっと儲けたいだろうと思うかもしれないが、それは資本主義的な発想であるらしい。
社会主義では、資本家による労働者の搾取が行われないため、労働者による労働者のための社会、労働が実現し、労働は真に自分の、そして社会のためのものに昇華し、個人が際限のない欲望を満たすために利潤を追い求める経済は終わることになる。
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