度々登場してきているアレクサンドロス大王のお話です。
ギリシアからインドまで渡る大帝国を築きましたが、すぐに分裂してしまいます。
まとめ→ギリシャ

前334年〜前30年
マケドニアの王でギリシアを支配下に置いたフィリッポス2世の子であるアレクサンドロス大王は、さらなる領土拡大を目指し前334年、東方遠征を開始します。
前333年にイッソスの戦いでアケメネス朝ペルシアのダレイオス3世を滅ぼした他、さらにエジプトやインドまで征服し大帝国を作り上げました。

しかし大王の死後、後継者(ディアドコイ)が領土を争い、アンティゴノス朝マケドニア、セレウコス朝シリア、プトレマイオス朝エジプトなどに分裂しました。
この中で最後に滅亡するのはプトレマイオス朝で前30年のことですが、東方遠征からこれまでの約300年間をヘレニズム時代と呼びます。
ヘレニズム時代には、古代オリエントと古代ギリシャの文明が混じり合ったヘレニズム文化と呼ばれる文化が栄え、エジプトのアレクサンドリアでは学問も盛んに行われました。
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