欧米では、社会人でも数週間~数カ月間の休暇を取る習慣がある。この休暇をバカンスという。
主に夏に取得する。フランスでは5週間の休暇をとる権利が法的に認められている。
バカンス文化が一般的な欧州では、バカンスが観光業に与える影響が大きい。
ヨーロッパ人は日光に飢えているため、多くの人が暖かい地域でバカンスを過ごしたいと思っている。そのためバカンス時期は地中海沿岸へ観光客が大挙して押し寄せる。
ドイツ、英国、北フランスなどから、スペイン・南仏・イタリア・ギリシャなど地中海地域への大移動が起こる。

(国土地理院 標準地図をもとに筆者編集)

(バカンス時期、観光客で混み合う南仏・ニース。wikimedia commons)
休みの長さは、観光のスタイルにも影響を与える。
バカンスは長期間にわたるため、
など、休みの長さをいかした過ごし方がみられる。
フランスのコートダジュール、ニースなどはバカンスで発展した観光地で、長期滞在に適した別荘、ビーチリゾートが開発されてきた。
また、休みの短いアジア人とは観光のしかたも異なり、時間を気にしなくても良いため、
などの特徴を生む要因ともなっている。
筆者が夏休みで海外旅行に行った時も、バカンス中の欧米人によく出会った。羨ましい限りである。
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