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銅は、主に電線として非常に大きな需要があり、電化が進んだ現代においては欠かせない資源の一つとなっている。

新興国での経済成長、電力インフラの拡充などに伴い銅の需要は増え続けている

銅はレアメタルではなく、ベースメタルであることには注意しよう。

生産国

銅鉱は、新期造山帯に集中しているといわれる。

チリが圧倒的で、チュキカマタ鉱山は有名。また、同じくアンデス山脈沿いのペルーも産出量が多い。

米国でも、新期造山帯のロッキー山脈周辺に銅鉱山が分布する。

コンゴ民主共和国南東部~ザンビアにまたがる地帯はカッパーベルトと呼ばれ、銅鉱山が集中している。ここで産出された鉱山は、タンザン鉄道やベンゲラ鉄道によって港湾に運ばれ、輸出されていく。

銅鉱産出量.jpg (データブック・オブ・ザ・ワールドより)

カッパーベルト.jpg

消費

銅鉱を精錬して得られた銅地金は、電線電化製品に利用される。特に、ハイテク製品ではなく安価な製品で使用量が多い傾向がある。

そのため、安価な電気機械の生産が多い国で銅の消費量が多い

したがって、グラフからもわかるように中国の消費量が圧倒的となる。

そのほか上位には日本、ドイツなど工業国が並んでいる。

銅地金消費量.jpg (データブック・オブ・ザ・ワールドより)

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