【 note : https://note.com/yaguchihappy 】
血縁度について講義します。
●血縁度は、2個体間の遺伝的な近縁度を示す尺度である。
●一般に、血縁度は、祖先を共有するために同じ遺伝子をもつ確率で表される(個体1から見た個体2の血縁度は、ランダムに決めた個体1の遺伝子が、個体2にもある確率として考えてよい)。
●血縁度は、より厳密には、社会的パートナーとの間の遺伝的類似性を、個体群の他個体に対する場合と比較した測定値として「統計的に」定義される(まず、個体群の平均的個体と、個体1を見た時に、どの程度の割合で遺伝子が共通しているかを調べる。次に、個体2が、個体1と共通する遺伝子を、どの程度多く持っているかを調べる。個体群の平均的個体より高い頻度で共通する遺伝子を持っている場合、血縁度は正となり、低い頻度で持っている場合、血縁度は負となる)。
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