通信制高校の1日 スクーリング編
皆さん、こんにちは。
前回は「通信制高校の1日 お家編」を紹介しました。しかし通信制高校には自宅学習以外にも実際に学校に登校する「スクーリング」と呼ばれるものがあります。
ただ通信制高校に通っていない方達には「スクーリングってなに?」「スクーリングでは何をするの?」などあまり馴染みがないものだと思います。
そこで今回は「通信制高校の1日 スクーリング編」ということでスクーリングがある日の通信制高校の1日を紹介していきます。
しかし、前置きとして1つだけ伝えておきたいのが、この通信制高校の生活というものは、高校によって全く異なるということです。
注意書き⚠️
今回私が紹介するのはN高等学校での例です。
また、起きる時間も活動内容も人それぞれですので、必ずしも私が紹介する「通信制高校の1日」が、そのまま他の人にも当てはまるわけではないこと。
人によっては全く異なることも全然あり得るということをご理解いただき、あくまで1つの参考程度に読んでいただけたらと思います。
通信制高校の過ごし方 スクーリング編
スクーリングとは?
まず初めにスクーリングについて説明をします。
そもそも通信制高校では、レポート提出(オンデマンド動画学習を含む)と対面授業の両方を行わないと進級・卒業をすることが出来ません。
その対面授業がスクーリングと呼ばれるものとなっています。
そして私が在籍していたN高等学校の場合、スクーリングとして年間3~6日ほどキャンパスに通う必要がありました。
イメージとしては、全日制の高校で授業を受けるのに近いものとなっています。
スクーリング時の1日の流れ
登校前
私は関西地方に住んでいたので、スクーリング会場は大阪の江坂キャンパスでした。
私の場合キャンパスは決して近い場所では無かったので近くのホテルに宿泊していました。
朝は7時半~8時頃には起床し、近くのお店で朝食をとったり、散歩したりしていました。
江坂キャンパスの場合、10時になるとゲートが開くので、10時前後にキャンパスに到着するように移動をします。到着後は入り口にで生徒証を見せ、入館証を受け取ります。
そして自分が授業を受ける教室に荷物を置いた後、校内を散策しながら開始時間を待ちました。
授業開始!
10時半からはホームルームが始まり、先生からの挨拶や説明、出席確認があります。
1日目の午前中はオリエンテーションや特別活動が中心で、2日目や3日目には数学や体育といった通常の授業が行われます。
授業はおおむね40~50分程度で、極端に体に負担が掛かることはありませんでした。
また授業と聞けば「どんな難しい内容をするの?」と思われるかもしれませんが、授業内容において特段難しいことは全くありません!
その教科に関連する面白い授業や、簡単な問題などをこなすだけなので誰でも授業をこなす事ができます。
またキャンパスにおいて先生からのパワハラ等のハラスメントは一切無く、むしろ生徒目線で親切に対応をしてくれる為、プレッシャーを感じることはほとんどありませんでした!
お昼休み
スクーリング時、最低でも約1時間はお昼休みがある為、お昼ご飯を食べ損ねることはありませんでした!
またお昼休みの過ごし方も人それぞれでお弁当を持参する方、近くの飲食店に食べに行く人など多くの選択肢がありました。
ちなみに江坂キャンパス周辺には食堂やカフェ、イタリアン、回転寿司など多種多様な飲食店があったので「何食べようかな?」とワクワクしながら午前中の授業を受けることが出来ました。
午後の授業
お昼休みが終わった午後からも夕方まで授業が続きます。
そして授業が終わった後には「ロングホームルーム」という自由時間があり、カードゲームや任天堂のゲーム機を通じて生徒や先生との交流などを楽しむことができます。
そして18時頃には完全に解散し、ホテルに戻ったり遊びに行ったりなど各々の自由に過ごし翌日以降の授業に備えていました。
公式からのアナウンスは無し!?知っておきたかったこと
ここでは公式からのアナウンスはありませんが「これは知っておきたかった」「こんな感じなの!?」と僕が感じたことを3つ紹介します。
実際の授業の雰囲気
皆さん授業と聞くと「丸1日座りっぱなしで大変そう」「授業なんてつまらないから嫌だ」と思うかもしれませんが、スクーリングの授業に限ってはそうでもありません。
前述した通り、キャンパスの先生は生徒目線に立ってくれる優しい方ばかりで、授業も面白い話を交えながらゆったり進みます。
また授業の時間も一般的な高校と比べるとかなり短い為、退屈になることもあまりありません。
そして体育も卓球やボッチャなどの軽い運動が中心で、運動が苦手な方でも無理せずに楽しむことが可能な内容となっています。
空きコマの過ごし方
人にもよりますがスクーリング時に空きコマができることも少なくありません。
3年次には空きコマはほとんどありませんでしたが、2年次のときは空きコマが非常に多く、半日や1日丸ごと空いていることもありました。
ただ空きコマがつまらないのかというとそうでもありません!
空きコマの時間は、キャンパス内で先生と話したり友達と過ごしたり、場合によっては校外に出かけるなど、とても楽しく過ごせました。
授業一色ではなく、遊び半分・勉強半分のような感覚で過ごせるのがスクーリングの1つの魅力かもしれません。
荷物の管理
スクーリング会場が遠方の場合、多くの方が宿泊をすることになります。そして宿泊となればスーツケースがつきものです。
周辺のコインロッカーなどに預けることも出来ますが、数百円は掛かってしまいます。
しかしスクーリング会場となっているキャンパスでは無料で荷物を預かってくれるのです!
そうする事でコインロッカーを探す手間、コインロッカー代などを節約することが出来ました。
まとめ
スクーリングがある日は、だいたいこのような1日を過ごしていました。
またスクーリングは授業以外にも楽しめる時間が多数用意されており、「誰でも楽しく参加ができる授業」でした。
通信制高校への入学や編入を考えている方は、ぜひこの記事を参考にして、スクーリングに対する不安を少しでも減らしてもらえたら嬉しいです。
最後までありがとうございました。