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受験における「手段の目的化」は人生に悪影響 part2


その他
2023年8月30日

手段が目的になっていませんか?

どうも、フジです。
こちらの記事は part2 となっています。ぜひ part1 の記事からどうぞ。

クセがくちいちゃう

「手段が目的化されとることの何がダメやねん!頑張る理由は人それぞれでいいだろ!」「受験勉強自体が目的になっちゃってるけど、それでも俺は頑張れてるし関係ないわ!」と思って、1年間の受験期を過ごしたとしましょう。

すると「手段の目的化癖」がついてしまう可能性があるんです。この癖がついてしまうと、途端に人生がハードモードに…。

大学生になってから「手段の目的化」から脱し、目的・目標を持って頑張ればいいじゃないかと思うかもしれませんが、人生最高レベルで頑張ることになる受験勉強ですら、そういう頑張り方をできなかったとなると、そう簡単に「手段の目的化」から脱することはできないと思われます。

クセがついたらどうなる…?

この癖って本当に最悪で、ここから先の人生「長期的なモチベーション維持が難しい」「頑張れない自分を受け入れられず、過度に落ち込んでしまうことがある」というリスク(part1参照)を背負って生きていくことになるわけなんですよ。

全ては受験が終了した瞬間から始まります。

手段が目的化している人というのは「頑張る自分に酔っている状態」です。受験を終えるということは、つまり頑張るモノを失うということ。頑張るモノを失うということは、目的を失うということ。一旦頑張るモノを失うと、次に何を頑張ったらいいのかわからなくなり、何を目的に生きていけばいいかがわからなくなってしまいます。

そしてそこで、次に頑張りたいモノを探し始めるわけですが、ここでまた困難。頑張りたいモノなんて、そう簡単に見つからないんですよ。

そもそも受験だって、自分でこの世の中から”受験”というものを見つけてきて、自分の意思で頑張り始めた、というよりは、社会的な要因、環境的な要因で頑張り始めたという人がほとんどだと思いますし。「受験は頑張るもんだ」と刷り込まれ続けた結果なんじゃないかと。そんな人が、受験を終えて突然頑張るモノを失って、また次に頑張りたいモノをサッと見つけられるとは思えません。

そして最後、ようやく頑張るモノを見つけたと思ったところで、また困難。「手段の目的化」の短期的なデメリットに苦しむことになるんです。

「手段の目的化癖」がついてしまったあなたは、それを頑張っている自分に満足感を感じます。しかしここで、「長期的なモチベーション維持が難しい」「頑張れない自分を受け入れられず、過度に落ち込んでしまうことがある」のデメリットをモロに受けて頓挫、挫折。また”次に頑張る何か探し”に戻ります。

「手段の目的化癖」を回避するために

受験自体が目的になってしまっている高校生の多くは、「やりたいことがないから、とりあえず受験勉強!」「大学に入ればやりたいことも見つかるはず!」みたいなことを考えているんじゃないかなと私は思うのですが、どうですか?

このような思考でいる人たちは、おそらく、やりたいことを探そうとしたことがなく、そしてやりたいことはそのうち天から降ってくると思ってるんだと思います。ちなみにこれは私のことなんですけど。

やりたいことって、自分から探しに行かないと見つからないんですよね。天から降ってくることもあるのかもしれませんが、それは幸運なことで、みんながみんなそうなるとは限らないんです。

だから、私が言いたいのは、将来やりたいことは高校生のうちからしっかり考えておいた方がいい、ということ。見つけるための努力をしたほうがいい、ということです。

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!