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交通事故の死者よりも多い?お風呂での熱中症とは?


その他
2025年2月1日

皆さん、こんにちは。

みなさん湯船に浸かっていますか?

以前、フジさんの記事でも触れられていましたが、この寒い時期、湯船に浸かることで勉強などの疲れをリフレッシュでき、勉強に集中できるなどの効果が沢山あります。

しかしお風呂にも危険な一面が存在します

今回はそんなお風呂の危険な一面について詳しく話していきます。
ぜひ最後まで読んで、安全に楽しくお風呂に入ってリフレッシュしてほしいなと思います。

交通事故死亡者の約2倍!?お風呂の危険な一面

お風呂に危険なイメージを持っている方は少ないかもしれません。

しかし厚生労働省人口動態統計(令和3年)によると年間で4,750人※もの方がお風呂に関連する事故で亡くなられています。(※一部調査では年間約1万9千人がお風呂に関連する事故で亡くなってるとも推定されています)

年間で交通事故で亡くなられる方が2,636人(令和3年)。実に交通事故死者の約2倍以上の死者を出しています

そしてお風呂での死亡事故の多くは冬に発生しています。

ではなぜお風呂での死亡事故が多いのでしょうか?
滑って転ぶ」「間違えて洗剤を飲んでしまう」といった直接的なイメージが浮かぶかもしれません。

しかし主なお風呂での死亡事故の原因は超意外なものでした

冬場のお風呂での主な死亡原因

お風呂での死亡事故の原因は数多くありますがここでは主に原因となり得る現象について紹介します。

ヒートショック

ヒートショックとは急激な温度差により血圧が大きく上下することで発生する症状です。お湯などで温かい浴室から寒い脱衣所などへ移動した際に発生することがあり最悪の場合、意識を失う場合があります。

またヒートショックは浴槽の中で発生することもあります。皆さん「浴槽の中なのにどうして?」と疑問に感じるかもしれません。

なぜなら、温かい湯船から立ったりした時、お風呂内の冷えている空気と体が触れ、急激な温度差が発生しヒートショックを引き起こすからです。

そして意識を失ったら…。最悪の場合、浴槽で溺れて亡くなってしまいます。

お風呂の熱中症

①蒸気による高温多湿

浴室内の温度と湿度が高くなることで体内の熱を放出しにくくなります。特に42℃以上の湯船では皮膚の温度が急上昇し、熱がこもりやすくなるので注意が必要です。

また熱いお湯に浸かると血管が拡張し、血液が皮膚表面に集まるため、重要な臓器への血流が減少します

特に心臓や脳への血流が減少すると、酸素供給が不足し、意識を失ってしまうことがあります。

そして浴槽内で意識を失えば…。溺れて亡くなる可能性があります。

②脱水症状

皆さん「脱水症状と言えば暑い日にスポーツなどをした際になるものじゃね?」と思っていませんか?

ではなぜ入浴中に脱水症状になるのか。それは入浴中でも大量の汗をかいているからです!

そして浴槽内で脱水症状を起こし意識を失えば…。浴槽で溺れて亡くなってしまいます。

安全にお風呂(入浴)を楽しむためのポイント

ここまで話を聞いて「お風呂って意外と危険なんだな」と感じていませんか?

実際お風呂には危険な一面があるのは事実です。

ですが安全に楽しくお風呂に入ることを諦める必要は全くありません!

確かにお風呂の危険性をゼロにすることは残念ながら出来ません。

しかし安全に気をつけて適切な入浴方法を取れれば、その危険性を限りなく下げ、限りなく安全にお風呂を楽しむことができます。

①湯温の適切な設定

先ほども触れましたが浴槽内の温度が42度を超えると体への負担も増加し熱中症などのリスクが上がるとされています。

その為、浴槽内の温度を40度以下に設定することで体の負担を大きく低減できます

②入浴時間を制限する

せっかく浴槽にお湯を溜めての入浴、ゆっくりとリラックスしたいですよね!

しかし長風呂は厳禁です⚠️

長時間の入浴は身体への負荷が大きく、体温の調節や血流へ影響を与えてしまう恐れがあります。その為、入浴時間は10~15分程度にするのが良いでしょう。またどうしても長時間入浴したい場合は、1度湯船から上がり休憩をとりましょう!

水分補給を忘れずに

また水分補給も忘れずに行うようにしましょう。入浴の前後にそれぞれコップ1杯程度のお水を飲むのがおすすめだそうです!

もし入浴中に少しでも体調の異変を感じたら、すぐに湯船から出て体を冷やし、水分補給を行うようにしましょう。

まとめ

お風呂は心身を癒し、勉強などの疲れをリフレッシュが出来る良い一面もありますが、入浴方法によっては命に関わる事故が起きてしまうことがあります

時々ニュースなどで見る有名人の浴室内での事故も、ヒートショックやお風呂での熱中症が原因であることも少なくありません。

また持病を持っている方や高齢者のリスクも非常に高くなています。

なので皆さんだけではなく、あなたの身近な人の安全を守るためにも、この記事を共有してみるのも良いかもしれませんね!

皆さんもぜひ適切な入浴方法を心がけ、お風呂時間を楽しんでください。

最後までありがとうございました。

この記事の著者

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くま吉

トヨタ自動車→N高→近畿大学 クルマが大好きです!自動車や政治のことなどわかりやすく描いていきます!