アプリ「okke」で効率よく学ぶ!

国会議員のオフィス?


体験記
2025年3月6日

(サムネイルは国会議事堂にて著者が撮影)

皆さん、こんにちは。

前回の記事である国会議事堂ってどんなところ?では知り合いの国会議員の協力のもと、国会議事堂を取材しその歴史や役割について紹介しました。

今回は国会議事堂に隣接する議員会館について紹介していきます。

前回に引き続き、知り合いの国会議員の協力を得て、実際に議員会館へ取材をしてきました!
 
議員会館はあまり一般の人が立ち入ることがないため、どのような施設なのか知らない方、そもそも存在自体を知らない方もいるのではないでしょうか?

今回、実際に取材をした事で判明した議員会館の意外な事実や雑学が沢山ありました!

目次

  • そもそも議員会館とは?
  • いざ議員会館へ
  • 議員会館の内部へ
  • 議員会館の設備と快適さ
  • 国会議事堂との接続 〜地下通路が便利〜
  • 「議員会館は既得権益?」そんな意見もあるが…
  • 一般人でも議員会館に入れる? 〜見学の方法〜
  • まとめ


(議員会館)

(東京都千代田区永田町にて著者が撮影)


そもそも議員会館とは?

まず議員会館について簡単に説明をします。

議員会館は、国会議員が立法活動をスムーズに行うための執務スペースを提供することを目的に、戦後まもなくに建設されました。

しかし、時代とともに施設の老朽化や手狭さ、高度情報化やバリアフリー対応などの課題が浮上していました。

そこで2012年に現在の議員会館が建設されました。

この議員会館は、地上12階、地下3〜5階建ての建物※で、地下通路を通じて国会議事堂や他の議員会館とつながっており、秘書や議員が効率よく国会活動を行える設計になっています。

※地上12回建てなのは全館共通ですが地下の階数は会館によって異なり、具体的に第1衆議院議員会館が地下5階、第2衆議院議員会館が地下4階、参議院議員会館が地下3階建てとなっています。

いざ議員会館へ!

議員会館のメイン出入り口には2つのゲートがありました

1つは国会議員や秘書、入館証を持っている人用のゲート、もう1つはそれ以外の人用のゲートです。

前者のゲートは検査など特に無く入館することが出来ますが、後者の場合は、飛行機の搭乗時と同じように手荷物検査や金属探知機によるチェックを受ける必要がありました。

このセキュリティ体制により、国会議員が安全に仕事をすることが出来る環境が確保されています。

議員会館の内部へ

1階及び地下フロア

まず入館して目にしたのは大きな窓に高い天井などで、「非常に開放感のある空間」で心地よく感じました。

地下には食堂があり、議員や職員が食事をとることができるようになっています。

私自身も利用した事がありますが、様々なジャンルの食事が常識的な価格で用意されており味も問題ありませんでした!

更にカフェや、コンビニエンスストアもあり、田舎出身の著者としては「もはや1つの街と言っても過言では無い」そう感じました。

また、大規模な会議室や前議員室も設置されており、講演会や会議なども行えるようになっています。

2階以上のフロア

2階より上のフロアは議員執務室となっています。

各部屋は鍵付きで、議員本人の執務室や秘書の部屋、打ち合わせスペースなど、複数の部屋で構成されています。

国会議員の執務室は、国会議員としての仕事や他の議員や関係者との会談に使用されることが多いです。

また秘書の作業スペースもあり、議員を支えるスタッフが事務作業や各種調整を行っています。

いわば国会議員のオフィスです

このオフィスは議員活動の中心となる場所であり、法律の制定や政策の立案、関係者との打ち合わせなどが行われています。

議員会館の設備と快適さ

現在の議員会館は、比較的新しく設計されたこともあり、非常に綺麗で天井が高く、開放感のある空間となっています。

また、国会議事堂と異なり窓が大きく、自然光が多く取り入れられるため、明るく快適な環境が整っています。

そして、オフィス内には手洗い場や冷蔵庫を置けるスペースなどが用意されており、執務環境としても非常に充実しています。

ただし、トイレやシャワー設備はないため、その点は室外の議員会館内にある共用エリアの設備を利用する必要があります。

さらに、議員会館は隣接する建物や首相官邸を一望できる位置にあり、眺望も非常に良いのが特徴です。

(議員会館の中にある議員執務室)

(議員会館にて著者が撮影※特別な許可を得て撮影しています)


国会議事堂との接続 〜地下通路が便利〜

議員会館の最大の特徴の1つが、地下通路を通じて国会議事堂や他の議員会館と接続していることです。

この通路を利用することで、議員や関係者 は外に出ることなく、雨の日や風の日でもスムーズに国会議事堂に移動することができます。

実際に歩いてみましたが、驚くほどスムーズで、すぐに国会議事堂へ行けるため、非常に便利な作りになっていると感じました。

「議員会館は既得権益?」そんな意見もあるが…

昨今、議員会館について「税金の無駄使いだ」「議員の既得権益だ」と批判する声もあります。

しかし、実際に訪れてみて感じたのは、「国会議員は日本の政治を担う人々でありそのための適切なオフィス環境は必要不可欠だ」ということです。

むしろ、こうした環境があることで、国会議員がよりスムーズに仕事ができ、政策の立案や法律の制定が効率的に行われるなら「むしろ国民にとってメリットが大きい」そう感じました。

一般人でも議員会館に入れる? 〜見学の方法〜

国会議事堂は一般の見学ツアーが実施されていますが、一方で議員会館は自由に見学することはできません。

しかし、適切な用事があり事前に申請等を行えば入館可能です。

私自身おすすめな方法は、SNSを活用し、Twitter(X)やInstagramを行っている国会議員にダイレクトメッセージ(DM)で相談をしてみることです。

また、議員事務所に直接メールや電話で問い合わせてみるのもおすすめですよ!

まとめ

ここまで議員会館の役割や内部や見学の方法について紹介しましたがいかがでしたか?

普段なかなか見ることが無い場所だからこそ、実際に取材してみて、新しい発見がたくさんありました!。

もし興味があれば国会議事堂を見学する際に、ぜひ国会議員にアポを取って議員会館も見学してみてはいかがでしょうか?

政治のリアルな現場を見ることが出来き、とても良い経験になりますよ!

最後までありがとうございました。

この記事の著者

profile-img
くま吉

トヨタ自動車→N高→近畿大学 クルマが大好きです!自動車や政治のことなどわかりやすく描いていきます!