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皆さんと同年代の高校生が書いた伝説の小説『クレーのいた冬』


その他
2024年12月4日

みなさんこんにちは。涼椎街です。


冬が訪れ、一気に寒くなってきましたね。


この季節になると、私はある小説を思い出さずにはいられません。


数ヶ月前、カクヨム甲子園という高校生限定の小説コンテストを紹介しました。その記事はこちら↓
👉文学はキミの友達!


そのコンテストの2022年度ロングストーリー部門(6,000文字以上20,000文字以内)で大賞を受賞した、『クレーのいた冬』という作品があります。


作者のしがないさんは、実は2021年度のショートストーリー部門でも『私』という作品で大賞を受賞しており、2022年度は2年連続・2度目の大賞受賞となりました。カクヨム甲子園で大賞を2回取ったのはしがないさんが初めてでした(現在もしがないさんだけですが)。


そうした背景や、コンテスト自体が注目度を上げていたこともあり、『クレーのいた冬』は大々的に話題となります。物語の完成度が高すぎたこともあり、本当に高校生が書いたのか? という賞賛の声も一定数見受けられました。そして、今もなお多くのファンを釘付けにする伝説の作品となっています。


今回はそんな本作について、あらすじのみを紹介したいと思います。あらすじ以外を語ってしまうと、みなさんがもし読もうと思ってくださった際に、その読み心地の良さを少しでも奪ってしまう気がして、辞めました。かなり悩んだ上での決断です。

『クレーのいた冬』のあらすじ

男子高校生のアズマは、美術の鑑賞用のプリントを提出するために美術室に赴く。しかし先生は既に帰っていて、代わりに黙々とキャンバスに向かい合う一人の少女、シラクサがいた。アズマはそれから、絵を描くシラクサを見たいという理由で美術室に通い始めることになる。冬の美術室で、寂寞に包まれた二人の交流が始まる。


以上が(作品の魅力を削ぎ落とさないようになんとか必死に)頑張って私が書いたあらすじになります。


しかし、どこかに抜けや欠点がある気がしてなりません……。絶対に後悔はさせませんので、気になった方はぜひ実際に読んでみてください。みなさんが高校生だからこそ、切実に、読んでほしいです。あと純粋に今の季節にぴったりです。


作品のリンクはこちらになります↓
👉しがない著『クレーのいた冬』(敬称略)

おわりに

『クレーのいた冬』は、現在も尚、カクヨム甲子園に応募する高校生、ひいてはカクヨムで小説を書いている高校生にとって憧れの小説となっているでしょう。


この記事が保持すべき役割として、作品の良さを損なったり、先入観を与えたりしないことを第一に考えた結果、個人的な想いですら何も語れなくなったことが本当に悔しいです。


でも、私が「ここがよかった」「こういう感想を抱いた」と言っていないまっさらな状態であの作品を読んだほうが絶対にいいのだと、私は確信しています。


今回は、未来の高校生に読まれ続け、この先何年経っても色褪せないであろう伝説の小説、『クレーのいた冬』を紹介しました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事の著者

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涼椎街

物を書く大学生です。短い文章を載せます。