【受験生へ】勉強しない日は作ったらダメ!
受験生は勉強しない日を作るな!
今回は、受験生に「全く勉強しない日」があっていいのか、という話をしていきます。
毎日毎日勉強三昧で疲れてしまって、たまには休みの日があっていいんじゃないの?と考えている方も多いでしょう。ですが、全く勉強をしない日を1日作ってしまうことのリスクを考えると、受験生に休息日は不要のように思います。
怖いのは...
丸一日勉強に手をつけないことのリスクとして最も危惧すべきは「ズルズル何日も休んでしまうこと」です。
毎日何時間も勉強している人が、急に全く勉強しない日を設けたとして、その翌日から以前と同じ強度で勉強を再開できると思いますか?私はできない人の方が多いんじゃないかなと思います。習慣化したものを一度断ち切ってしまうと、復帰するのには相当な気力を要するからです。
勉強の話からは少し逸れてしまうのですが。
私は普段から食事に気を遣っていて、自分で設定したカロリー上限とPFCバランスを守るようにしています。かれこれ1年以上は続けている習慣なのですが、友人と外食した時等はたまに守れなかったりするんですね。2000kcalに抑えようと思っていても、昼夜の2食を外食することになると、どうしても遥かに上回ってしまいます。このように一度自分で決めた制約を守れない日があると、次の日も「まぁあと1日くらい食べまくっても問題ないか」と思ってしまい、また制約を守れない...。なんだかんだ2、3日乱れた食事をして、ようやく復帰するという感じで、断続的に続いている習慣です。
何が言いたいのかというと、習慣化したものを一度断ち切ってしまうと、元に戻すのに数日かかってしまうということ。
全く勉強をしない日を1日作ってしまうと、その後ダラダラ休んでしまう可能性が高いのです。
休み過ぎても頑張れば取り返せる?
「何日か休んでしまっても、その後頑張れば、なんとかリカバリーできるでしょ!」と思いましたか?
時間をかければ当然リカバリーできるでしょう。
ですが、数日のブランクを取り返すのには、かなりの労力が必要ですよ。2日休んだら2日でその分を取り返せると思ったら大間違いです。実際はもっとかかると思います。
勉強は毎日続けることに意味があるんです。
「復習」の話をすれば、イメージしやすいかと思います。
受験勉強のほとんどは暗記作業です。高校3年生の6月なんて、まだ世界史の暗記や地理の暗記、英単語・英熟語の暗記や古文単語の暗記に追われていますよね? となると、勉強時間の中で最も重要なパートは「復習」の部分ということになります。復習をすることによって、暗記した内容の定着を図るわけですからね。それを踏まえて「完全休養日」について考えてみてください。1日勉強をしないということは、つまり復習を1日分放棄するということ。数日勉強をしないということは、つまり復習を数日分放棄するということ。これが何を意味するのか、わかりますよね?
忘却曲線に関する記事を参照してもらうといいかなと思いますが、前日に勉強した内容の復習をするのに最も適したタイミングは、その翌日。1日休むだけでも、少なくとも前日に学習した内容に関してはほとんど忘れ去ってしまうでしょう。
休憩するなとは言ってない
とはいえ、休憩は大事です。
勉強を持続的なものにするためにも、適宜休憩をとっていく必要があります。
私が言いたいのは「全く勉強しない日を作るな」ということ。
勉強をあまりしない日がたまにあるというのは仕方のないことだと思いますが、勉強をあまりしないにしても、1、2時間かけて最低限前日の復習くらいはするべきでしょう。そうすることで、「ズルズル何日も休んでしまうこと」を避けつつ、復習をしないことによるダメージも可能な限り小さくすることができるのです。