世界史は入試直前に詰め込むのでOK? part2
世界史はぎりぎりに詰め込むのでOK?
「暗記科目は直前に詰め込めるから、1年生、2年生の間は国数英の基礎的な部分をしっかりと勉強しろ」というアドバイスは、国数英が短期間で成績が上がる科目ではない一方で、世界史などの暗記科目が入試前日まで得点力を上げることができる科目であるが故に囁かれているわけなのですが、世界史を勉強しない言い訳にも利用できてしまいます。
「1年生、2年生のうちは、暗記科目は適当にやっとけばいい」と敢えて思い込むことで、暗記科目の勉強から逃げている自分を正当化することができてしまうんです。高校1年生の私がまさにそれをしていたということで、今回は、暗記科目から逃げていた状態からどのように立ち直ったのかを紹介しようと思います。
最終的には東大の二次試験の世界史で、その年の合格者平均点を上回る60点満点中43点を取ることができましたが、高校1年生の時は定期テストで70点も取れていなかったんですよね。
前回の記事はこちらから。
覚えるだけで得意科目
みなさんは得意な教科ってありますか?
国語?数学?英語?
高校1年生の私には、苦手な教科こそありませんでしたが、かといって得意な教科があるというわけではありませんでした。「今は国数英頑張ってるし暗記科目には時間割かなくていいでしょ」なんて言って、国数英の勉強はそれなりに頑張っていたはずなのですが、胸を張って得意だと言えるようなレベルに達していたのかと言うと、決してそんなことはないという成績でした。国数英は、どの教科もそれぞれ、その教科が抜群に得意だという人が周りにいたんです。
私の個人的なイメージですが、国数英に関しては、どんなに努力しても超えられないような天才的な奴がいる...。
それに対して、世界史はどうでしょう。
確かに、「どこでそれ知ったん?」と聞きたくなるほどにマニアックな知識を持っている人はいるかもしれません。ですが、大学受験の世界史では、そんな世界史のエキスパートとも肩を並べることが簡単にできてしまうんです。そう、教科書と資料集と用語集を全て完璧に暗記するだけで!
「シンプルに暗記作業をするだけで得意科目にできるなんて最高じゃん!」と思うと、なんだかやる気が出てきたんです。私がこれに気がついたのは、ちょうど文系に進むか、理系に進むかを迷っていた時期でした。結局文系を選びましたが、「自分にも胸を張って得意だと言えるような得意科目がほしい」というのも文系を選んだ理由のひとつです。
得意科目がなくて、勉強を楽しいと思えていない、そんなあなたにも、ぜひ「覚えるだけで得意科目」な世界史をオススメしたいです!
次回は、世界史を得意科目にしてみて感じた「世界史を得意科目にするメリット」を紹介します!