自転車通学時の勉強法part2
自転車通学時の勉強法
今回は、前回に引き続き自転車通学の皆さんに向けた記事となっています。
私は、自転車で15分ほどかかる場所にある高校に通っていたのですが、高校2年生、3年生の間は、登下校で自転車に乗っている間も勉強に取り組んでいました。自転車通学中に、私が実際にどのようなことをしていたのか、どんなやり方で勉強していたのかを紹介します。
是非参考にしていただけたらなと思います。
自転車通学中に何ができる?
自転車通学の場合、通学中にできる勉強には制限があります。
電車通学であれば、教科書を読んだり、リスニングの練習をしたり、1問1答で暗記作業をしたりと、自転車通学と比べるとできることの幅は広いです。しかし、自転車通学だと、おそらく暗記作業しかできません。
自転車で移動するわけですから、当然教科書を読むことはできませんね。信号待ちの時間だけでは、たとえ少し読めたとしても全く意味をなさないでしょう。
リスニングも難しいような気がします。地域によって詳細は異なるようですが、自転車走行中にイヤホンを使用することは禁止されていることが多いでしょう。少なくとも私の地域では禁止されていたため、通学時にリスニングの練習をすることはできませんでした。万が一できたとしても、自転車走行中というのは実際の試験と環境が大きく異なるため、大きな効果は期待できないような気もしますが...。
ちなみに、前回の記事の最後で、私の高校3年生時の朝のスケジュールを書きましたが、私は朝家を出る前に30分時間をとってリスニングの練習をしていました。
何をどうやって暗記する?
私が実際に行っていたものではなく、まずは取り組みやすいものから紹介していきます。
暗記作業をするといっても、こちらもやはり自転車走行中に行うのは無理があるような気がします。暗記作業を行うタイミングは、信号が変わるのを待っている時ですね。やり方としては、自転車のカゴに単語帳や1問1答を入れておいて、信号待ちの時間にそれを開いて若干進めるといった感じでしょうか。
この方法であれば、特に準備の必要もなく取り組めるのでハードルは低いですね。
しかし、信号待ちの時間は長くても数分です。それだと、この方法は「信号待ちの時間に教科書を少し読み進める」のとぶっちゃけ大きな違いはありません。「ただ見ただけ」になるのがオチでしょう。
そこで、今日学校に到着するまでに覚える内容をリストアップして紙に書いておくことをお勧めします。
たとえば、夜寝る前、英単語帳を見直していたとしましょう。「あちゃ〜!この単語また忘れちゃってたわ!全然頭に入ってへんやん、勘弁してくれよ!」といった単語が複数出てきました。後日重点的に復習できるように付箋などを貼っておしまい、にするのではなく、ここで一手間加えましょう。この数単語を紙にメモしておいて、翌日の通学時間に覚えきるぞと心に誓うのです。
このように、何を覚えるのかを明確にすることによって、短い時間でも密度の濃い暗記作業を行うことができるのです。
走行中も無駄にしたくないなら
高校1年生の時は、先ほど紹介したやり方で暗記作業をしていましたが、残りの2年間は違うことをしていました。
「世界史の暗唱」です。
英単語や古文単語、世界史の用語を暗記しようと思ったら、その性質上、「英単語を見る」「古文単語を見る」「用語の説明(1問1答)を見る」といったアクションが必要になってきます。だから、自転車走行中には取り組めないわけです。
そこで、自転車を漕いでいる間の時間も有効活用したいと考えたときに思いついたのが、世界史の暗唱でした。
私は高校2年生の半ばからずっと、1日2時間ほど世界史に時間を割いていました(1日2時間、それを1年半続けて、高校世界史の全範囲を文章でまとめきりました)。この2時間でおおよそ学校の授業1回分をまとめることができていたのですが、それを翌日の朝の通学時間に暗唱するんです。
世界史は流れで覚えることが大事だと思っていたので、覚えなければならない全ての単語(教科書、資料集、用語集)を文章の中に盛り込むという形でまとめていました。自分で文章の構造、構成をかなり考えながらまとめており、まとめるだけでそれなりに頭の中に入るんですよね。だからそれを、翌朝まだ覚えているか、暗唱できるかどうかチェックしていました。自転車を漕いでいる途中、「この後何が起こるんだっけ!」と言葉が詰まってしまったら、一時停車してカゴに入れておいたまとめノートをサッと開きます。
当たり前のことですが、暗唱というのは、まとめた文章を一言一句正確にそのまま言えるかどうかをチェックしているのではなく、キーワードを全て拾った上で、歴史の流れを言えるかどうかをチェックしています。
ちなみに、前回の最後に載せた早朝のスケジュールに「河川敷で6kmのランニング(ランニング中も勉強)」というのがあったと思いますが、この勉強も世界史の暗唱です。まとめノートを片手に世界史を唱えながら河川敷を走っていました(笑)
このやり方であれば、自転車を漕いでいる最中も勉強できるってわけです!
少しレベルは高いかもしれませんが、是非参考にしてみてください。