イギリスでの高校生活!〜帰国生へのインタビュー(慶應)〜
こんにちは、しりょかわです〜
最近は海外で学生生活を送る方や、留学をする人が増えてきていますよね。
留学というのは何かと不安が多いので、できるだけ事前に海外の学校生活について情報を得ておきたいですよね。
そこで、高校までの学生生活をアメリカ・日本・イギリスで送った現役慶應義塾生にインタビューしてきました!
内容が盛り沢山なので数回にわたってお伝えしていく予定です。
前回の記事はこちらからどうぞ!
今回はIBのEE(Extended Essay)、CAS(Creativity, Action, Service)、TOK(Theory of knowledge)とイギリスのインターナショナルスクールでの生活をお伝えしていきます!
内容
- EE(Extended Essay)とは?
- CAS(Creativity, Action, Service)とは?
- TOK(Theory of knowledge)とは?
- インターナショナルスクールでの生活
EE(Extended Essay)とは?
IBの45点中3点がEE・CAS・TOKで構成されているんですよね。今回はEE・CAS・TOKについて聞いていこうと思います。
まず、EEとはどういったものなのですか?
ガチのレポートていう感じです笑
Internal Assessmentでは6科目それぞれについてA4 10ページのレポートを書くんですよね。
EEでは6科目のうちから自分で1科目を選択し、自分でテーマや課題を設定してレポートを書きます。長さは英語だと4000ワード以内で、日本語だと8000字以内でした。受験の際に面接のある大学では、このEEについて触れられることもあるので、かなり気合を入れて取り組みましたね〜
(EEについてより詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!)
6科目それぞれについてレポートを書くのに、それに加えてまた大きなレポートを書くんですね!?驚きです、、、
EEではどんな内容のレポートを書いたんですか?
いい評定を貰いたかったので、日本語の科目を選択しました!内容は「黒い雨」という原爆の本のコメンタリーを書きました。
CAS(Creativity, Action, Services)とは?
では次にCASとはいったいどういったものなんですか?
一言で表すと課外活動に近いものですね。しかし、その課外活動にも色々と要件があります。
まず、Creativityで求められていることは創造性です。例えば何かを自分で企画するだとか、芸術方面の活動をするとかですね。
次に、Actionは運動だったり、何かのプロジェクトに参加する活動を指します。
最後のServicesは、社会貢献のようなもので、ボランティア活動のことを指します。
私はイギリスで着物を提供している団体で着物を作るボランティアをしたり、日本語の補修校でボランティアとかをしてましたね〜
ボランティアで一番印象に残っている活動は、インドを回って現地の子達に英語を教えたことです。英語を教えるという活動も印象に残ってるんですけど、何より、毎食カレーだったことも衝撃的でした。笑
カレーばかり食べてましたね〜。笑
また、運動も要件にあったので、ボクシングにもちょっぴり挑戦したりしました!
以前お伝えしたように、CASはIBの修了要件なので、上のような課外活動は必ずしなければいけないんですよね〜
でも、高校生の時から社会に関わり、いろいろな経験ができたのは良かったと思っています!
高校生でいろいろな経験を積んだんですね!インドを回って英語を教えるというのは、スケールが大きくて衝撃を受けました!あと、インドでは本当に毎食カレーなんですね。笑
TOK(Theory of knowledge)とは?
では、最後にTOKについて教えてください!
TOKは哲学の授業のことです。この哲学の授業でも最後にレポートを書きましたね〜
私は「文化と言語理解について」のレポートを書きました。例えば、日本にも日本の文化が背景にあるような表現があるじゃないですか。「お米一粒には7人の神様がいる」のようなことは日本ならではですよね。この文の意味をしっかりと理解するためには日本の文化を理解する必要がありますよね。そのため、「他の国の人と対話する際には言語だけではなくその国の文化も知る必要がある」というようなことが言えるかと思います。
上のような論点をさらに掘り下げたり、異論も考慮したりしながら、レポートを仕上げました!
以上のEE、CAS、TOKで45点中の3点がもらえるという感じです!
インターナショナルスクールでの生活
高校では部活などはしていましたか?
高校では部活はやっていませんでした!イギリスの高校だから、という訳ではないんですけど、そもそも高校にあまり部活がなかったんですよね〜。なので、勉強をしてそのあと友達と遊んだり〜といった感じでした。
個人的に気になるのが、インターナショナルスクールの数学のレベルはどれくらいでしたか?
日本よりは易しいのでは...という感じです。
授業はstandardとhigher というレベルに分けられていて、3科目はhigherの授業を受けないといけないんですよね。
私は数学はstadardのレベルにしていたので、おそらくhigherの数学の授業はもっと難しいんじゃないんですかね。
範囲的なことを言うと、微分積分まではやったことを覚えています!
なるほど!アメリカでは積分までやらない人がほとんどなので、それは聞けてよかたです!
最後に、高校では何に一番力を入れてましたか?
やっぱり、IBに力を入れていました。これまで、それぞれの大きな課題やテストについて紹介してたんですけど、日々の提出課題も評価されるんですよね。日々の提出課題がダメだとそもそもIBが取れないんです。大学進学の際もIBのスコアが大事になるということもあって、IBに一番力を入れていましたね〜
いかがでしたでしょうか?
ボランティア活動が評価される点はアメリカの高校とも似てるな〜と感じました。
また、IBの内容と量にはただただ驚きでした!
次回の記事では帰国生の大学受験についてお伝えしていきます!
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最後まで読んでいただきありがとうございます。