アメリカの大学への進学〜アメリカの高校の仕組み〜
こんにちは、しりょかわです!
日本では一般入試、推薦入試、僕が利用した帰国子女入試など様々な入学方法があるかと思います。
また、日本にいると「日本の大学は入るのは難しい、アメリカの大学は入るのは簡単」のようなことも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そこで、今回はアメリカの高校生がアメリカの大学に進学するために何が必要なのかを紹介していき、上の文に対する僕の意見も伝えられたらと思います!
大学進学に必要なこと
まずアメリカの高校生が大学進学に必要なことを紹介していますが、今回はUniversity of Texas at Austinの例を参考にしたいと思います!ちなみに、University of Texas at Austinはかなりレベルが高い大学で、高校時代に賢いな〜と思う多くの友達もこの大学に進学しました!
- エッセイ
- 短答式試験
- 高校の成績
- 高校で取得した大学の単位の証明
- ACT/SATのスコア
以上が必要なものでした!それぞれについて詳しく説明していきますが、アメリカの大学進学の際には日本で行われる共通テストなどは行われず書類の審査が中心になってきます!
エッセイ
大学出願の際にエッセイの提出が求められています。エッセイの書く内容は以下の内容です!
- 今のあなたを形成している高校時代に経験または挑戦したことについて教えてください。(500~700字)
上に沿ったエッセイを提出します。また、このエッセイに関しては英語の授業でも扱うので、ある程度先生が目を通してくれます!
短答式試験
3つの短答式試験に答えることも求められています。
- なぜあなたはその専攻に興味があるのですか?
- リーダーシップを発揮した経験を教えてください。
- あなたの経験や考え方はどのように大学に貢献できますか?
以上の問いに250~300文字で答えなさいというようなものでした。エッセイも短答式試験も日本の帰国子女入試で登場するような問いの印象があります。
高校4年間の成績
成績は主にGPA(Grade Point Average)のことを指しています。このGPAは累積なので、GPAを高くしたい場合は必然的に9年生の頃から意識してGPAを高めなくてはいけません。実際に11年生や12年生の頃は、AP courseをとって高いGPAを取ることができたけど、9年生や10年生の頃にあまり勉強に力を入れていなかったため、累積のGPAがあまり高くないという友達もいました。
また、高校の中で成績が上位5~10%以内に入ると、その大学への進学を保障する制度もありました。このことからもアメリカでは高校の成績がかなり重視されていることがわかるかと思います。
高校で取得した大学の単位の証明
これは主に「積極的に高い教養を学ぼうとしているか」を見ているのかと思われます。これに関しては過去の記事で詳しく紹介しているので興味がありましたら是非!
ACT/SATのスコア
SATとACTはどちらも大学進学のための学力テストです。また、ACTは僕は受けたことがないのでSATだけ詳しく紹介しようと思います。SATとは一般的にSAT Reasoning Test のことを指します。このテスト内容は英語の読みと数学です。数学の範囲はAlgebra 1、Geometry、Algebra 2なのであまり難しくないです。それぞれの数学の内容は過去の記事で簡単に紹介しているので是非!また、SATの数学をばってんさんが日本語で解説している動画もあるので、見てもらえると実際の難易度がどれくらいなのか確認できるかと思います!
SAT Reasoning Testの数学は簡単だと紹介しましたが、英語の読みは僕にとってはかなり難しかったです...また、SAT Subject Testというものもあります。こちらは物理や化学などそれぞれの教科に特化したテストになります。そのため、もし大学がSAT Subject Testの物理の科目を要求する場合は、そのテストを受けなければなりません。
また、これらのテストはそれぞれ年に7回受験できるチャンスがあるので、一発勝負の日本の共通テストとは大きく異なるかと思います。そのため、大学出願まで何回も受ける人もいます。僕もそうでした。
その他
他にも大学進学の際に、ボランティア活動とクラブ活動での活躍は大学側に好印象を与えます。ただし高校の団体に所属してボランティア活動とクラブ活動をするには、一定のGPAを越えないといけません。GPAは本当に重要ですね〜
日本の大学は入るのが難しい、アメリカの大学は入るのが簡単
さて、最後に上の文に対する僕の意見を述べていこうと思います。難しいか簡単かを単純な勉強量で測る場合は、日本の大学に入る方がとてつもなく難しいように思えます。おそらく、難関大学を目指す高校生の勉強量や難関大学の入試問題を、アメリカの高校生が見たら驚くでしょう。しかし、紹介してきたように、アメリカの難関大学に進学するためには勉強ができるだけではなく、ボランティア活動やクラブ活動での活躍に加えてリーダーシップがあるかなど勉強以外の面も重要になってきます。そういったことを考慮すると、アメリカの大学に入学することは簡単だとは言えない!というのが私の意見です。
いかがでしたでしょうか?
何か新しい発見があれば幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございます!